ににとねこ (ページ45)

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「まぁー、遊ぶっていってもあんま楽しい所には行けないけど。買い物なら３人で行ける場所あるから、ショッピングでもする？」

「する！」

「じゃあ決まり！」

こうして、３日後俺たちは買い物をしに行くことになった。

ーーーー３日後

「ヒョン、なんでこんなところ知ってんの」

「ユラヌナが教えてくれた。良いところでしょ？信用できるところだから変装取っても大丈夫」

チャニョルヒョンがいいところあると言って連れてきてくれたのはそこらへんのデパートなんかでもなく、会員限定って感じの格式高そうな……。

っていうか、入るときにVIPカード出してたんだけどこのヒョン。いっつもこんな所で買い物してたのか。

「すごい、綺麗な所！あれ？あんな所にににがいる！」

「いや、俺もその隣の隣にいるからね？ Aにはににと愉快な仲間たちに見えてるの？」

「俺、あのブランドの広告モデルしてるから……こんな所にも貼られてるんだ」

「俺、じゃなくて俺たちな」

壁にデカデカとポスターが貼ってあるポスターを見て、Aは目を輝かせている。

「にには凄い人なんだね」

「……別に。それよりどこ見るの？ヒョン、どっか行きたい所ある？」

「あるある！えっと、こっち！」

ついてきてー、とAの手を握って連れて行こうとするチャニョルヒョン。

それを見て何故か反射的に反対のAの手を掴んで俺の方に引き寄せた。

って、俺……何してんだ。

チャニョルヒョンも驚いた顔で俺を見ている。