ににとねこ (ページ42)

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「ただいまー、イーシン帰ってきてる？」

「うん、今自分の部屋で荷物片付けてる！」

「分かった、ありがとう！」

帰ってきてそうそうジュンミョニヒョンがイーシンヒョンの部屋に入っていった。

「ただいまー。あ、ビビンバ！もしかしてこれイーシンヒョンの手作り？」

「そう。あとAも一緒に作ったらしい」

「え？ Aとイーシンヒョンが？いつの間に？」

「知らない。帰ってきたらもう仲良くなってた」

「……なんか想像できる」

うん、あの２人が仲良くなることに疑問に思うところなんて何一つない。

似た者同士が仲良くなるのに時間なんてそうかからない。２人とも同族嫌悪とかするタイプじゃないし。

ジョンデヒョンとチャニョルヒョンと俺で２人が作ってくれたご飯を並べて準備して、みんなを呼んでご飯を食べた。

ビビンバを混ぜている途中、一本だけ太いにんじんのナムルを見つけて思わず笑顔になる。

Aが切ったんだろうな、これ。

Aが初めて包丁を使って頑張る光景が頭の中に浮かぶ。

俺たちのために、慣れない料理をして……そんな姿が素直に可愛いなと思う。