ににとねこ (ページ41)

今日:24 hit、昨日:22 hit、合計:382,648 hit

41 ページ41

「ほんと、イーシンはコックさんみたいなんだよ！」

「そんな大したものじゃないよー」

「いや、ヒョンの料理の腕前は本当に凄いから。でも、帰ってきてすぐに料理作って大変じゃなかった？」

「そんなことなかったよー。Aがいたから、すぐに作れたし」

ね？とAの頭にポンと手を置くと、途端にニコニコと表情を緩ませるA。

ヒョンの役に立ったのが嬉しかったのか、さっきからヒョンが褒めてくれるが嬉しいのか、笑顔を浮かべてとにかく嬉しそうだ。

「へへ、イーシン大好き」

「僕も大好きー」

と抱き合う２人は、チャニョルヒョンの時とは違ってまったく引き剥がそうという気が起きない。
なんていうか、本当に自然で、下心が全く見えない。どっかのヒョンとは違って。

「あ、そういえばAと先に２人で食べちゃったから、皆が食べてる時に荷物の整理してて良いー？」

「分かった。ジュンミョニヒョンにも伝えとく。ほんと、今日ご飯作ってくれてありがとうヒョン」

「ううん。こちらこそAとご飯作って一緒に食べれて良かったよ」

笑顔でそう言ってくれるヒョンは本当に優しい。
ギョンスヒョンと並ぶEXOのオンマ的ポジションだと思う。

けど、Aが１人じゃなくて久々に誰かと食事が取れたみたいで良かった。

本人は猫だから大丈夫だというけれど、いつも置いていく身としては、やっぱり気になっていた所だったし。

イーシンヒョンにバレて、いや、イーシンヒョンが早く帰ってきてくれてむしろ良かったなと思う。