ににとねこ (ページ37)

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チャニョルヒョンは誤解を受けた俺を爆笑して、布団からガバッと出てきたAは呑気にも、

「ににはそのお洋服が気に入ったのー？にに絶対似合うよ！遊ぶ時に、ににコレ着てね！」

「似合わねーから、着ねーから」

Aに似合うと思って、とった服なのに俺に似合う服だと勘違いしたAの発言は更にチャニョルヒョンを笑わせて、目に涙が浮かんでいる。

「ずいぶん賑やかだな。夕飯できてるから早く来いよ、冷める」

「ちょ、ジョンデ聞いてよっ……！(笑)」

「ヒョン、聞かなくて良いから。A、ご飯食べてくるからちょっとの間待ってて」

「うん、ばいばい！」

まだ笑い止まらないチャニョルヒョンを無理やり連れてリビングに向かっていると、ジョンデヒョンは俺に引きづられているチャニョルヒョンを見て苦笑い。

「コイツいつ笑い終わんの？(笑) あ、そういやジュンミョニヒョンがジョンイナん所の部屋から帰ってきたら顔が真っ青だったんだけど、何かあった？」

と、何も知らないジョンデヒョンの悪気のない一言に更にチャニョルヒョンは笑う。
マジでこのヒョン笑いすぎて呼吸困難になればいいのに。

「さぁ、知らない」

当然シラを切ったけど、食卓についた際にジュンミョニヒョンと目が合った瞬間に、持っていたスプーンをカランと落として「ご飯……これ、明日の朝食べる」と席を立った。

分かりやすすぎるだろ、ジュンミョニヒョン！

こんなただの誤解ですげーメンタル壊してるんだけど。
ヒョン、思い込み激しいからなぁ……。

それで、そんなジュンミョニヒョンのリアクションにチャニョルヒョンはいつまでも笑ってるし、なんなんだこのヒョンは本当に。そんなにずっと笑ってギネスにでも申請する気なのか。