ににとねこ (ページ34)

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「良い子にして待ってた？」

「うん！チャニョルもちゃんと仕事してきた？」

「したしたー、もう超頑張ってきたから」

「そっかぁ、チャニョル偉いねー」

Aがチャニョルヒョンの頭を撫でるとデレデレしだすヒョン。

「ていうか、ヒョンそれなに買ったの？」

さっきから女物のショップ袋を腕にかけていて、可愛いロゴがプリントされた紙袋はこの長身の男には似合わなくて変に目立っていた。

「あー、これヌナに頼んで買ってもらった。男が、っていうかEXOの俺たちじゃ買えないものだし」

そう言って、紙袋を俺に渡すチャニョルヒョン。
中を覗くと大量の女物の下着があって。

なるほど、ユラヌナに頼むって手があったか。Aのことになると頭が回るなー、感心しているとギョンスヒョンが顔を真っ赤にしている。

ギョンスヒョン男兄弟しか居ないからこういうのに免疫がないっぽい。

そのせいか夕飯作ってくるね、と顔を真っ赤にして部屋を出て行った。

「にしても、真っ先に用意するのが下着とか……。気が回るんだか、変態なんだか……」

「どう考えても気の回る人だろ！俺らのもんじゃ代用できないし、無いと1番困るじゃん！服は今度、俺と休日にどっか買いに行こーなー？」

「あ、服ならもう買ったから。30着くらい今日のうちに届くと思う」

「マジで？今日の撮影で、スタイリストヌナから買い取ったろ！」

「うん」

「えー……まぁいいや！それ抜きにしても今度また２人でどっか出かけよっか」

ヒョンがそう言うと、Aはうんともすんとも言わなくて、不安げな目で俺を見た。