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「なんだー、ににとか呼ぶからてっきりAの彼女かと思ったのに！」
「まさか」
「ねぇ。にに、この人もににのお友達？」
「いや、同い年じゃない。この人は俺がいるEXOっていうグループのメンバーのジョンデヒョン」
「じゃあチャニョルともギョンスとも子犬とも友達？」
「そう」
「なんだ、その３人もAちゃんのこと知ってるんだ」
「まぁルームメイトだし秘密にするのも難しいと思って、ベッキョニヒョンは予想外だったけど」
そういうと、それもそうか。と納得するヒョン。
なんて言いながらもジョンデヒョンは、ずっとAを見ている。俺と話してるってのに。
関心がないように見えてさっきからずっとAに視線釘付けで……まぁ、そりゃ猫から人間になった女の子なんて気にならない訳がないか。
「ねぇ、ジョンデはえくそで何する人？」
「ん？ 俺はボーカル担当。主に歌ってる人かな」
「歌かぁ。ギョンスと一緒だ。チャニョルはラップ担当なんだよ」
「あー、そうなの？(笑) 教えてくれてありがとう」
「うん、撫でて良いよ」
ジョンデヒョンは中々Aのツボを分かってる。それがAも嬉しいようで出会ってまだ数分なのにかなり相性が良いのが分かる。
それなりにAって人見知りするのに……むしろ、ジョンデヒョンとは仲良くしたい願望が垣間見える。
ヒョンが「おーおー、撫でてやろー」とワシャワシャと雑に撫でてると「ジョンデ下手くそー」と言いながらも嬉しそうに笑っている。
すごいな、ジョンデヒョン。今までのメンバーの中で最速で仲良くなってるんじゃない？
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作者名：棚 x他1人 | 作成日時：2016年8月12日 8時
