ににとねこ (ページ19)

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風呂に入って、もう寝るって時にAのベッドがなくて困った。

「俺と寝る？」

「うん、ににと一緒ー！」

「はぁ？！ちょ、それはさぁ……」

「俺んちの猫なんだし、俺が責任とるから」

「ま、まぁジョンインが大丈夫なら良いんだけど」

大丈夫？
なにを心配してるのか、猫相手に。

マジでチャニョルヒョンって……はぁ、ヒョンにAを預けるのはちょっと控えよう。

「Aおいで」

「うん！」

Aが入れる分のスペースを空けると、スルッと猫の時のように入って隣で眠りだす。

「にに」

「なに」

「にに、にに、ににー！」

「……何がしたいの？」

「えへへ、だってににと今日はずっと一緒だったんだもん」

「……早く寝たら」

「うん、おやすみー」

あー、やばい。

猫って可愛い。

なんて思ってるとAが俺の背中に手をまわすから、俺もAを抱きしめるように寝た。

Aはあたたかくていつもよりぐっすり寝ることができた。