ににとねこ (ページ14)

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部屋に戻ると、チャニョルヒョンとギョンスヒョンがAを囲んでいた。

「これが、ラブミーライト。ここの俺カッコ良くない？」

「この人がいい！」

「えー、ジョンインじゃん」

「これにに？ににに似てるなぁって思ったんだー」

「まぁ俺もカイペンだから、ジョンインがかっこいいのは分かるけどさー」

えへへ、と笑って、俺が良いと言うAに……嬉しくないはずがない。

「……ずいぶん懐かれてるね、ジョンイン」

「うん。けど……ほんと、なんで俺なんだろ……」

どう考えたってたまにフラって帰ってきて面倒もろくに見ない俺より、溺愛されてるヌナ達の方が良いだろうに。

「あ、ににだぁ。おかえりなさい。ジュンミョニヒョンとちゃんと仲直りしてきた？」

「喧嘩してないし、それ誰から聞いた？」

まぁ、どう考えてもこの2人以外の他にはあり得ないんだけど。

「チャニョルが、ににがAのところに来てジュンミョニヒョンが泣いちゃったって」

「は？あのヒョン泣いたの？」

「うん、ジョンイナが反抗期だって。俺の育て方が悪かったのかなぁ～って慰めるの大変だったんだからな！」

泣き真似をするチャニョルヒョンは若干ジュンミョニヒョンを馬鹿にしてる感が否めないけど……えー、あのヒョン。繊細にも程があるぞ。

しかも、育て方って……ジュンミョニヒョンは俺のオンマか。