わーお ページ3
「ということで、何かあったら適当に呼んでねん。
よーし、れっつらごー!」
『口調きつ』
っ⋯、なんか、だんだ、ん、ねむ⋯⋯
「ふふ、⋯頑張ってね。Aちゃん」
薄れゆく意識の中、彼奴が微笑んだ気がした。
ーーー
ーー
『ん⋯、』
「あ、起きた?」
『ヒョッッッ』
だ、だだだだ、太宰さん?!!?
しかも黒の時代!!
わー、めーーっちゃイケメン。何これえぐ。
顔面偏差値狂ってね。これで未成年とか無理あるだろ。
「大丈夫?」
『大丈夫です心配してくれてありがとうございます』(早口)
「ところで君、こんな所で何してたの?」
『あ、いやー、それはちょっとお話できなくて⋯⋯』
流石に、“別の世界から来ましたー”とは言えんわ。
変人と思われてしまう。
てか本当にイケメン。何これ。世界の最高傑作?
今私の目の前で動いて喋って息してる。神より神。
無意識のうちに見つめてしまっていたらしい。
「そんなに僕の顔好き?」
と冗談混じりに言われてしまった。
『はい好きです!!!⋯あっ、』
しまったと思って今更口を塞いでももう遅く、目の前には、楽しい玩具を見つけた様に唇に弦を描いている太宰さんの顔が。
⋯っやっば、!なんですかその顔!!私を殺したいんですか?!!
貴方に殺されるなら本望ですよ!!!うぇるかむ!!
「よし。決めた」
『⋯??何をです?』
「まぁ着いてくれば判るよ」
その言葉と同時に歩き出した太宰さん。
足長ぇ。黒服似合いすぎやろ。好きなんだが。包帯も好きだよ愛してる。
ていうか、転生先が黒の時代だとは思わなかったよ。説明しとけよ神。
「着いたよ」
早っ。
もう着いたらしい。なんだココ、ドアでかっ!
何これ絶対中にいるの森さんじゃん。好き。
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ルマ - この作品の設定とか、「ドストエフスキー様の限界ヲタク」という作品に似ているのですが……(推しの血液になりたいというセリフが似ている、夢主が転生しないと世界が滅びる。等) (11月4日 14時) (レス) @page3 id: ea3111d08d (このIDを非表示/違反報告)
りぃる(プロフ) - え、まじですか、よろしければその作品を教えて貰えませんか? (11月2日 16時) (レス) id: 48d2963df5 (このIDを非表示/違反報告)
シエル - 似たような作品を見たことがあるのですが……。 (10月31日 18時) (レス) id: b7de42ba63 (このIDを非表示/違反報告)
りぃる(プロフ) - 共感してくださいますか!!ありがとうございます! (10月30日 19時) (レス) id: 48d2963df5 (このIDを非表示/違反報告)
蜻蛉 - ふっふふふ推しの血液になりたい…分かる分かる私もなりたい (10月29日 20時) (レス) @page3 id: 52d3ccb6c8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:りぃる | 作成日時:2023年10月1日 20時