『ここはどこだー！』敦「ままー、あんな所に変な人が！」治「あれは新種のゴリラよ」『おい誰だ今サラッとゴリラって言ったのは』

26.乱歩「ねぇ、電車の乗り方分からないから着いてきてよ」『え、乗り方分からないんですか大丈夫ですか今までどうやって生きてきたんですか』乱歩「僕は世界最高峰の名探偵だからいいの！」『意味わからん……日本語の勉強しなおそうかな』乱歩「君は勉強しても大して意味なさそうだからさ無駄だと思うよ」『』（白目） ページ27

乱歩さんにああ言われて私の戦闘心に火がついた。やってやるよ。
とは思いながらも、私が拳を出してもヒラヒラと受け流すだけ。何でさ、見た目はあんまし強くなさそうなのに。




『痛い痛い待って、ちょ、本気で痛い、』

「僕の事舐めてた罰だよ」

『いやぺろぺろキャンディじゃねえんだから舐めねぇわ』

「いやそっちの舐めるじゃないし、
てか君に舐められるとか悪寒が止まらないから死んでもやめてくれる？」

『乱歩さんひどい。乙女にこんな事するなんて』

「女性にそんな事する訳ないじゃないか。馬鹿でも分かるよ」

『それ遠回しにお前は女じゃないって言ってる。
馬鹿は……否定出来ない』

「乱歩さん参りましたーって言ったら離してあげるよ」




今私はうつ伏せになってて、乱歩さんがその上に股がってる感じ。
腕とか色んなとこが痛いし、私よりは身長高いからやっぱ重い。出来れば早急にどいて欲しい。




『ら、乱歩、さん……参、りましたぁ、！おい！言っただろ離せぇ！！』




ぐぬぬ、と仕方なくそう言うと乱歩さんは満足したのか自分のデスクへと戻って駄菓子を食べ始めた。……あ待ってソレ美味しそう。それを羨ましそうに見つめると、目が合ってフッと鼻で笑われた。
クソ！結局乱歩さんは何しに来たんだよ。ストレス解消かァァ？！
はっ！そうかこれが新人いびりってやつだね！！




「何故あいつは1人で百面相してるんだ」

「ふふっ。きっとお笑いコンテストに出るんじゃないかな。
多分ネタがなくても顔だけで優勝できる」

『は？おい顔だけで優勝できるってどういう事だ』

「其の儘の意味だけど？」




国木田さんはまだいいよ。百面相に突っ込みたいけど今はそこじゃない。
太宰よ。顔だけで優勝できるって何？常に変顔してるって事？顔が面白いって事？
私スーパーウルトラスペシャル美少女だから変顔なんてできないッ！！




これを太宰さんに云うと、「君は何時も変顔だからねェ」と云われた。




「ふぐっ！！！！？！」




無言で腹を殴った私は悪くないと思う。

27.『思ったんだけど皆美形すぎて私気まずい』敦「お前は見た目の前に性格が問題だよね」『え』太宰「女子とは思えないくらいガサツだし」『･･･』乱歩「口の中で恐竜飼ってんのかって位煩い」『、』国木田「与謝野先生！こっちに来てくれ！此奴息してないぞ！！」→←25.『ママン助けてー！』国木田「どうした。ゾンビになったような顔をして」『エッゾンビを見たような顔じゃなくてなったような顔？……じゃなくて！！中也に追いかけ回されてんの！助けて！！』中也「待てやァァァァゴラ」敦「あいつ、今度は何をしでかしたんですか？」乱歩「彼がいつもと違うところは？」敦「……帽子に中也という文字が縫われてるところですかね。しかも汚ったない字」乱歩「それが答えだ」

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