その優しさに ページ22
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海沿いの、街灯に照らされた公園を勝利と歩く。
もう結構長い付き合いなのに話すネタが尽きないのって凄いよなぁと勝利と話しながら思う。
と、隣を歩いていた勝利がぴた、と立ち止まった。
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「勝利？どうした？」
勝利 「A、話したい事があって」
その言葉に何だろう？と思いつつ勝利の方にきちんと顔を向ける。
勝利 「俺、Aの事が好きなんだ」
「え？」
勝利 「友達じゃなく、一人の女の子として」
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勝利の口から溢れた言葉にどうしたらいいか分からなくなる。
勝利は困った時いつも助けてくれて。
バカなこと言いながら何でも話し合える親友みたいなもので。
勝利からの急な告白に私の思考回路は停止しかけていた。
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「でも私………」
勝利 「分かってる。Aが風磨先輩の事を好きなのは」
「……」
勝利 「ずっと我慢してたけどちゃんと俺の気持ち伝えたくなった、俺の彼女にしたくなった」
「勝利、」
勝利 「絶対困らせる、振られるって分かってたけど心の中だけに仕舞っておけなくなった」
勝利 「ごめん、俺の自己満足で」
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真っ直ぐに伝えてくれる勝利を見て泣きそうになった。
でもここで私が泣くとか意味が分からない。
ちゃんと勝利に、返事をしなきゃいけない。
呼吸を整えて私は口を開いた。
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「勝利ありがとう。私の事そんな風に想ってくれてて」
勝利 「うん」
「でも、私は風磨先輩の事が好きだから。だから…ごめんなさい」
勝利は肩の力が抜けたようにふっ、と柔らかく笑った。
勝利 「これでちゃんとけじめつけられそう。ありがとう、A」
「私は何も……」
勝利 「これからも今まで通り親友として、よろしくね」
「勝利が良ければ、それはもちろん」
私は勝利の優しさに甘えた。
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蒼 - こんばんは(*^^*) はじめまして。 夜分遅くにいきなりすみません。。。 この物語読んでいて思ったのですが。。。 芸能人(ジャニーズ)ではなくて一般人の設定なんですね。。。 そうならそうで前もって作品紹介の所に書いていて欲しかったです。。。 (2023年2月14日 2時) (
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作者名：愛那花 | 作成日時：2022年9月30日 21時
