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分かってはいても Side S ページ20
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俺はバカだ。
この前、大学で風磨先輩に会った時に宣戦布告をした。
正々堂々勝負してもいいですか、って。
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もう一度言う。
俺はバカだ。大バカ者だ。
両方の思いを知っている俺にとって結果なんて分かりきっているはずなのに。
まぁそれは先輩にカミングアウトされる前から分かっていた事だけれど。
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高校生の頃、それとなくアピールはしていた。
何なら好きとも言った。
会話の流れで言ったからAは何の疑いもなく、友達として好きだと解釈したけれど。
この三角関係、誰が見ても俺が圧倒的脇役であることは一目瞭然である。
先輩に、俺に負けないくらいAの事が好きだって言われて悔しかった。
でも俺だって、俺だって風磨先輩に負けないくらいAの事が好きだ。
だから、俺はこの結果が分かりきった試合に飛び込んだんだ。
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勝利 「はぁ……」
とは言っても何をしたらいいか全く分からない。
散々考えた結果、俺は直球勝負に出る事にした。
俺はAにLINEを送った。
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蒼 - こんばんは(*^^*) はじめまして。 夜分遅くにいきなりすみません。。。 この物語読んでいて思ったのですが。。。 芸能人(ジャニーズ)ではなくて一般人の設定なんですね。。。 そうならそうで前もって作品紹介の所に書いていて欲しかったです。。。 (2023年2月14日 2時) (
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作者名：愛那花 | 作成日時：2022年9月30日 21時
