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相談相手? ページ11

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『明日空いてる。了解』


昨日の夜、その人からそう返信があったので今は駅前のカフェで待ち合わせ中。


ぼんやりと外を眺めていると見慣れたシルエットがお店の方に歩いてきた。


カランコロン、とお店のドアベルが鳴る。


店員さんに声をかけられる前に私を見つけたらしく、ひらひらとこちらに手を振ってきた。


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勝利 「ごめん、待った?」


「ううん、今来たとこ」


勝利 「そっか。よかった」


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佐藤勝利。中学からの同級生で何でだか、高校・大学までも一緒になった友達だ。


しかも中高六年間同じクラス。


小学校でもいなかったよ六年間一緒だった人なんて。




いらっしゃいませ、とお水を運んできた店員さんに

ありがとうございます、と律儀にお礼を言う勝利。


そういうとこしっかりしてる。


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注文した飲み物と軽食がそれぞれ運ばれてきていただきます、と手を合わせた。




勝利 「で?何のご相談ですか?」


「あれ、私相談事なんて言ったっけ?」


勝利 「Aから敬語で連絡来る時は毎回そうだから」


「え、私毎回そうなの?」


勝利 「え、気付いてなかったの?」


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敬語にしてたのなんて全くの無意識だった。


これだけ付き合いが長くなると何でもお見通しなんだな、ってちょっとびっくりした。


中々本題に入ろうとしない私を見かねて勝利が口を開いた。


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勝利 「また勉強教えてくださーいとかそんな事?それともー恋愛相談とか」


「……」


勝利 「え、うそ」


「いや、恋愛相談では…………ないと思う」


勝利 「えーあのAが恋か。何か考え深いな」


「いやだから恋とかじゃ、」


勝利 「彼氏なんていらなーい!って散々言ってたのに」


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いやだから話を聞け。話を。


それから私は、まぁ恋かどうかは分かんないけど


風磨先輩の事を勝利に話した。



同じ大学の4年生であること。


先輩に誘われて江ノ島に2人で行ったこと。


今まであった事を一通り話した。


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勝利 「それさぁ、その風磨先輩?ていう人、Aのこと絶対好きでしょ」


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- こんばんは(*^^*) はじめまして。 夜分遅くにいきなりすみません。。。 この物語読んでいて思ったのですが。。。 芸能人(ジャニーズ)ではなくて一般人の設定なんですね。。。 そうならそうで前もって作品紹介の所に書いていて欲しかったです。。。 (2023年2月14日 2時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:愛那花 | 作成日時:2022年9月30日 21時

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