入院少年団

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スホside
(担当患者:ホソク、ナムジュン、ジミン、グク)



夕方、今朝受けたジミンの身体計測の結果が医局に届いた


体重、14.8kg



元々小柄なジミンだけど、明らかに軽くなっていく体重



段々と病気がジミンの体を蝕んでいる証拠…




丁度、夕食の時間だし、ちょっと様子を見に行ってみることにした


相変わらず賑やかな病室

ｶﾞﾗｶﾞﾗｶﾞﾗ



ジン「あ、先生！今日のご飯ビビンバだよ！すんごい美味しい( ˙༥˙ )ﾓｸﾞﾓｸﾞ」


テヒョン「ぼく今日は全部食べるんだ〜」


スホ「お、テヒョンアお兄ちゃんになったじゃん〜(^^)」



テヒョン「うふふ//」



普段から好き嫌いの多いテヒョンもご満悦のビビンバ



だけど、一際手をつけない子が一人


スホ「ジミナ？食べないの？」


ジミン「ぼく、、きもちわるぃ…ｳﾙｳﾙ( 涙目 )」





今にも泣き出しそうな目で訴えてくるジミン




今になって後悔する、
検査が終わったあと、ちゃんと声をかけるべきだったとか


移動、歩かせずに抱っこしてやればよかったとか


でも後悔しても遅いんだよな




ましてや、こうして伝えてくれたにもかかわらず、
あんな危険な状態にさせてしまうなんて、
今の俺はまだ知らない……



ジミン「ｸﾞｽﾝ…せんせ、しんどい……(泣)」




ジミンの目から溢れる涙



スホ「ちょっともしもしするね」




持っていた聴診器で胸の音をきく





大した異常はなさそうだけど、確かにちょっと熱っぽい体



スホ「ご飯、さげとくね？お腹減ったら看護師さんに言うんだよ？」




サイドテーブルにしまってある体温計をさっと脇に挟む



pipipi.pipipi



ディスプレイには37.8°cと表示される





朝、はしゃいでたからかな




安静にしてればきっと明日にはケロッとしてる




そう甘く見てしまった……





スホ「ちょっとお熱あるな…皆も、お部屋では静かに遊んでてね？」




6人「はーーーい！」





この時の俺は、夕方の外来担当で、
交代時間に遅れそうだったから急いでた






もっと、目の前の患者を見るべきだった





スホ「ジミナ、また来るから、何かあったら無理せずナースコール押すんだよ？」




ジミン「……ん…」





弱々しい返事が気になったけど

他の子達もジミナ大丈夫？って気にかけてくれてるし





小児特有の発熱かなと思って
ナースステーションに一言かけて外来へ向かった



その数時間後にあんな事になるなんて知りもせずに…



続く

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