40.兄弟 ページ43
私はアルフレッドとおとき花束を持って病院に向かった
「A…この前のとき、イヴァンと何話したんだい？」
「この前？あぁ、別に大したことじゃないよ」
「あっそ…」
「…どうしたの？」
「別に」
アルフレッドは少しはを膨らませそっぽを向いた
やきもち…か、可愛いなと思いながらしばらく経つと病院に着いた
「…アルフレッド？」
「A…あー…いや、その…」
アルフレッドは頭を掻く
「何というか…入りづらくて…」
「どうして？」
「……俺…アーサーの顔見たら」
「うん」
アルフレッドが自分の首元をいじくり手を下ろした
「殴りそう」
その一言に私は1.2秒ほど口を開けて唖然としていた
「だってさ…あのムカつく顔見てるとどうも殴りたくなるんだぞ！
人が心配したのにさ！アーサーの奴、タフすぎないかい？」
そう言って、病室のドアに指を指すアルフレッド
私は病室に耳を傾けると
アーサーを含め、病室にいるであろう客人の笑い声が聞こえた
「それじゃあ、殴ってやればいいわ、命を大事にしない兄貴なんかさ」
アルフレッドが少し口角を上げるが
すこし、不安そうな顔つきになる
「俺…本当は心配なんだ…今まで通り接せるかって…」
アルフレッドは不安そうな顔をする
「悪魔もそんなこと思うよね」
「だって…アーサーはなんていうか…本物の…」
そこまでいうとアルフレッドは口を紡ぎ、下を向く
「大丈夫よ」
私がそう言い放つとアルフレッドは顔を上げた
「多分、アーサーさんも今回の事件は…
色々あって、自分が望まないこともしたから、
アーサーさん自身もアルフレッドと接するのが辛いと思う、
そういう時、お互いが気まずい空気って…
ちょっと嫌じゃない」
私はチラシと窓の外を見た
晴天の青空がどこまでも永遠に広がっている
「今回でお互い隠し事も無くなった…はずだから、気軽でいいんじゃない？」
私はアルフレッドの手を握った
「あなたはいつも通りで
だってアルフレッドは、アーサーの兄弟でしょう？」
そう言って軽く微笑むとアルフレッドも少し頷きながら、微笑む
「あと、マシューもね」
アルフレッドは病室の扉に手をかけ
ゆっくりと扉を開けた
続く (更新停止中)
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ほのか - すごく、面白いです！ 続きが楽しみです！ (2019年3月16日 8時) (
レス) id: a60bbace95 (このIDを非表示/違反報告)
ルシファー(プロフ) - こちらの不備でフラグが立ったままになっていました、コメントしていただきありがとうございます (2018年10月3日 16時) (レス) id: af91d7f1d2 (このIDを非表示/違反報告)
まる - 作品を作る前にルールをしっかりご確認下さい。オリジナルフラグをちゃんと外して下さい (2018年10月3日 7時) (レス) id: cafe052365 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ルシファー | 作成日時：2018年10月3日 3時
