35.証拠 ページ37
サーブル剣を片手にアーサーは構えると
剣を目の前に突き刺した
「！？」
「おっと、すまねぇ、手が滑ってな」
リチャードは腰を抜かしその場に尻餅をつく
「これでも剣術に自信はあるんだ」
リチャードが着ていたコートの右側が避け、
避けた場所からパラパラと葉が零れ落ちていた
「大麻か？」
「違う！」
必死になって零れ落ちるものを隠そうとするが
隠そうとするほど零れ落ちる
「言い逃れはできないぜ？」
「うるさい！犯罪者め！」
「犯罪者？それはあんただろ？」
フランシスがステージに登る
「アーサー・カークランド…！お前は兄弟を殺そうとした男じゃないか！」
「あんたがはめたんちゃうか？」
アントーニョがステージに飛び乗る
「私は何もしていない！」
「アルフレッドに麻薬売買のことがばれて、
証拠隠滅にあんたが殺人を犯したんだろ？」
ギルベルトがステージに立つ
「ばかな！証拠は！」
「サイフだ」
リチャードの真後ろから声が聞こえ、振り返ると
アルフレッドが立っていた
「俺は殴られて気絶した後、
サイフを犯人に盗まれたんだ
短時間だったからね、
同一人物がやったと確信していい
俺を殴った犯人は殴るだけで済ませれば良いものを、
多少の小遣い欲しさの貪欲にサイフを盗んだ
…オーナー、今あなたの…ズボンの中にあるサイフは…確かにオーナーのもの？」
「私のだが」
「本当に？」
背後からAはリチャードのポッケに入っているサイフを抜き出す
「き、君は何を」
Aは財布の小銭入れを開け、中身のものをつまみ出す
「もし、それが本当なら、なぜ、"これ"が入っているのですか？」
ひとつの"ピック"がつまみ出される
「これは"アルフレッドがアーサーさんから貰ったピック"です」
「今ここで私の罪をでっち上げるために適当にそんなものを入れたのではないのかね！」
「適当？それはない」
それに答えたのはアーサーだった
「俺がアルフレッドにあげたピックは俺たちバントのために特別発注してもらったものだ、持ってるのは俺を入れたメンバー4人、そして俺のものはアルフレッドに渡した
証拠にピックには名前が彫ってある、よく見てみろ
俺の名前だ、他の面子も個人の名前が書かれてる
つまり、世界に一つだけしかないピックなんだ」
「もう一度聞きます、リチャードさん、これはあなたのサイフですか？」
「うるさいっ！黙れ！この犯罪者があぁ」
リチャードは拳銃を取り出し構えると
Aに向け
発砲した
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ほのか - すごく、面白いです！ 続きが楽しみです！ (2019年3月16日 8時) (
レス) id: a60bbace95 (このIDを非表示/違反報告)
ルシファー(プロフ) - こちらの不備でフラグが立ったままになっていました、コメントしていただきありがとうございます (2018年10月3日 16時) (レス) id: af91d7f1d2 (このIDを非表示/違反報告)
まる - 作品を作る前にルールをしっかりご確認下さい。オリジナルフラグをちゃんと外して下さい (2018年10月3日 7時) (レス) id: cafe052365 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ルシファー | 作成日時：2018年10月3日 3時
