検索窓
今日:20 hit、昨日:1 hit、合計:13,255 hit

3.相方 ページ4

「おはようございま…
菊さんに耀さんなんか具合悪そうですね」
ナイトクラブの日から1日開けた今日の朝
仕事に来ると菊と耀が頭を抱えていた…
どうやら二日酔いらしい

「あぁ…A、おはようある…上司が呼んでたあるよ…」
「私を?」




「やあ、Aくん、今日はいい天気だね」
ひとつ壁に隔たれたその部屋に、私と上司が立っていた
壁の一つ向こうには同僚たちがいつものように働いている
「…何か御用でしょうか?」
「あぁ、君に特殊任務を頼みたいと思ってね」
快晴の空が窓越しに見える
私たちの会話は部屋の中を静かに巡回する

「君にアーサー・カークランドたちの
ボディーガードをしてもらいたい」
「アーサーさん…たち…あのバンドのですか?」
「そう」

「何故です?彼らには素敵なSPが付いてますし、
そもそも私は警官です、
ボディーガードの仕事が務まるとは思いません」
上司は快晴の空を数秒ほど眺めていたが、私の方に向き直った

「ボディーガードといっても、
不審人物がいないか見張るだけだよ

実はバンド側から連絡があってね
新曲のMVの撮影でクラブ会場を借りて撮影するそうなんだ

その時に見張りとして頼みたいと連絡が来たんだよ」

「そもそもなぜ、見張りが必要なのでしょうか…?」
「前に脅しの手紙をもらったそうでね」
「…脅し?」
「その詳細は資料にまとめておくよ、

それで、向こうは信用できる人たちに
ボディーガードを頼んでいるそうで、
君たちが良いと指名してきた」

「ま、待ってください、君"たち"?」

部屋に一つしかないドアから、トントンとノックが響いた

「失礼しまーす、あ!Aちゃん!」

首に巻かれた包帯が目につく、
私よりはるかに背の高い彼は私もよく知っている人であった

「ということで、
イヴァンが君のパートナーだ」








「なんでイヴァンがAといるんだい?」
「なんでアルフレッドくんはここにいるの?」

撮影当日、私たちはアルフレッドが務めるナイトクラブにいた

そう、この前、菊や耀達と行ったあのナイトクラブ…
「君、未成年じゃないの?
こんなところで働くのはよくないと思うなぁ…」
「俺はもう成人済みだぞ!酒だって多少は飲むんだぞ」
イヴァンとアルフレッドはお互いに向き合いながらも、ピリピリとした空気を醸し出している…
…あ、そういえば

「アルフレッドとイヴァンさんは…友達なんですか?」

「そんなことないんだぞ!」
「そんなことないよ〜」

あ…ははは…

はぁ…

4.再会→←2.文句



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (33 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
45人がお気に入り
設定タグ:アルフレッド・F・ジョーンズ , ヘタリア , APH   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ほのか - すごく、面白いです! 続きが楽しみです! (2019年3月16日 8時) (レス) id: a60bbace95 (このIDを非表示/違反報告)
ルシファー(プロフ) - こちらの不備でフラグが立ったままになっていました、コメントしていただきありがとうございます (2018年10月3日 16時) (レス) id: af91d7f1d2 (このIDを非表示/違反報告)
まる - 作品を作る前にルールをしっかりご確認下さい。オリジナルフラグをちゃんと外して下さい (2018年10月3日 7時) (レス) id: cafe052365 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ルシファー | 作成日時:2018年10月3日 3時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。