34…総統 ページ34
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「軍で無いからそう呼んでくれない。
ならば、軍に入れてやろうではないか。」
「軍に入らんで済むならいくらでも言いますよ？グルッペーンさーん。」
「遠回しに断るな。」
「俺は軍入りたないっす。」
「直接的に断るな。」
どうしても軍に入れたいグルッペン。しかし面倒なA。
まるでコントかのような会話が続く。
Aは、ゾムとショッピに視線を送ったが、帰ってきた返事は諦めろ、だ。
手に入れたい物はどうしても手に入れる。それがグルッペンのやり方だとAは察する。
そして、過去もきっとこの様にして何人も集めてきたのだろう。
にやり、と邪悪と言う言葉がぴったり合う様に笑みを浮かべるグルッペン。
彼の指導力、実力は本物だ。
その瞳は、蛙を睨む蛇のように、Aを捕らえて逃がさない。
一方、蛙のように睨まれているAは、体が強ばる。
先程の会話から一言も発してはいないが、威圧が物語っている。そしてそれを直に受け止めるA。
「……さぁ、どうするんだA。」
まるでその瞳は洗脳かのように、言葉を促す。
「……このA、総統グルッペン・フューラーへ命を捧げましょう。」
すると、グルッペンは、まるでその答えが分かっていたかのように微笑んだ。
その笑みは明るく、我々を照らす太陽と凄く似ついたものだった。
「……たち悪いことしますね。グルッペンさん。」
「あぁ。良く言われる。」
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らむこ(プロフ) - 続編楽しみにしてます！ (2019年5月25日 11時) (
レス) id: 70493a7da1 (このIDを非表示/違反報告)
桜兎(プロフ) - 大好きです！主人公くんとショッピくんの絡みが尊すぎる (2019年5月25日 7時) (レス) id: 832086f9ca (このIDを非表示/違反報告)
文月零(プロフ) - 皆からチーノくんのヘイトがどんどんたまっていくぅ↑！ (2019年5月24日 22時) (レス) id: 46da8e3aa1 (このIDを非表示/違反報告)
有 - らんっ……っらんっ……！！ (2019年5月24日 19時) (レス) id: 3b3f8a8c71 (このIDを非表示/違反報告)
まほ(プロフ) - 更新の早さに感謝と驚きがとまりません...!好きです! (2019年5月23日 13時) (レス) id: a4dc8f380c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ダント・ルーネ | 作成日時：2019年5月8日 23時
