33…総統室 ページ33
そのあとは、結局誰とも出くわさずに総統室へついた。
ゾムは少々不満そうな顔だが、Aは安堵の表情を浮かべている。
ショッピが独自の判断で降りてくると共に、
重々しく、その扉だけで一際存在感を放つ、その扉をゾムが押し開けた。
「……ノックぐらいしたらどうだ。」
「あぁ、忘れとったわ！」
「全く……。」
仮にも総統室なのに、ノックすらしないゾム。そしてそれを対して叱らない総統、グルッペン。
Aはその様子を見ながら、この軍はやはり良いところだと悟った。
紙とインクの香りが充満し、ふわりと包んでくるこの部屋。
微かに甘味、茶の香りも混じっている。
その中でも、黒い色の椅子に座り、足を組み、威圧のある男。
「俺に用事、とは。グルッペン総統閣下。」
蜂蜜に似ついた髪色をしたグルッペンは、黒い眼鏡のレンズ越しに、瞳をぎらつかせる。
まるで、新しいオモチャを与えられた子供の様に。
「…グルッペンさん、って呼ばれんと違和感が半端じゃないな。」
「そんなこと言われましても。俺軍ですら無いですし。」
ショッピに瓜二つなため、違和感があるようだ。
そして、グルッペンは"軍ですらない"と言う言葉に過剰な反応を示す。
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らむこ(プロフ) - 続編楽しみにしてます！ (2019年5月25日 11時) (
レス) id: 70493a7da1 (このIDを非表示/違反報告)
桜兎(プロフ) - 大好きです！主人公くんとショッピくんの絡みが尊すぎる (2019年5月25日 7時) (レス) id: 832086f9ca (このIDを非表示/違反報告)
文月零(プロフ) - 皆からチーノくんのヘイトがどんどんたまっていくぅ↑！ (2019年5月24日 22時) (レス) id: 46da8e3aa1 (このIDを非表示/違反報告)
有 - らんっ……っらんっ……！！ (2019年5月24日 19時) (レス) id: 3b3f8a8c71 (このIDを非表示/違反報告)
まほ(プロフ) - 更新の早さに感謝と驚きがとまりません...!好きです! (2019年5月23日 13時) (レス) id: a4dc8f380c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ダント・ルーネ | 作成日時：2019年5月8日 23時
