29…一人目 ページ29
「んで、総統室に行きしな誰かにイタズラをする、と。」
頷くゾムを横目に、Aは少し不安になる。
国の偉い人に手を出して怒られないのかどうか、不安なのだ。
コネシマを除いて。
慌てているコネシマと鬱は放って、ゾム、ショッピ、Aとで廊下を歩いていた。
あわよくばこのまま、誰とも会わずに総統室に行きたい。
ちなみに、ショッピはダクトの中を進んでいる。
ゾムの指示で、俺が話している最中に上から落ちてきてほしいとのこと。
誰にも会いませんように、という願いは無惨にも散る。
「あ、ゾムにショッピくんやん。こんなとこで何しててん？」
とある男に、二人は話しかけられた。
「んー、や？適当に歩いとうだけやで？暇やってんし。
な、ショッピくん！」
「ぅ、え？あぁ、はい。」
Aは少し渋り、戸惑ったものの返事はちゃんと返せた。
すると、話しかけてきた男は、
「うんうん。暇やねんな、ところでショッピくんにそっくりの君は誰かな？」
見破られた。ニコニコとした表情でAに詰め寄るその男。
ゾムは、きゃははと高らかに、かつ愉快そうに笑う。
「む、何わろてんねん！この子ショッピくんちゃうんやぞ！！」
その男は、Aのことは警戒しつつも目線をゾムへと向けた。
そして次はゾムへと詰め寄る。
「い、いやぁ、さすがオスマンやなぁ思てな！！」
「は、はぁ？」
オスマンと呼ばれた男は、そう、気が抜けた返事をした。
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らむこ(プロフ) - 続編楽しみにしてます！ (2019年5月25日 11時) (
レス) id: 70493a7da1 (このIDを非表示/違反報告)
桜兎(プロフ) - 大好きです！主人公くんとショッピくんの絡みが尊すぎる (2019年5月25日 7時) (レス) id: 832086f9ca (このIDを非表示/違反報告)
文月零(プロフ) - 皆からチーノくんのヘイトがどんどんたまっていくぅ↑！ (2019年5月24日 22時) (レス) id: 46da8e3aa1 (このIDを非表示/違反報告)
有 - らんっ……っらんっ……！！ (2019年5月24日 19時) (レス) id: 3b3f8a8c71 (このIDを非表示/違反報告)
まほ(プロフ) - 更新の早さに感謝と驚きがとまりません...!好きです! (2019年5月23日 13時) (レス) id: a4dc8f380c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ダント・ルーネ | 作成日時：2019年5月8日 23時
