検索窓
今日:9 hit、昨日:41 hit、合計:719,731 hit

19…全員 ページ19

次々とAが出す指示を、トントンを経由して幹部のみんなに伝える。


「えっと…大先生はあと真っ直ぐ突っ切るだけっすね。」

「大先生。そのまんま真っ直ぐや。」


最初はAも、方向や位置で幹部の名を呼んでいたが、トントンが呼ぶ際の名前を覚えたために名前で呼ぶ。

もちろん、最中にそっくりと呼ばれるショッピも見たが、遠くてあまりしっかりと確認は出来なかった。

しかし双眼鏡によりAとヘルメットが同じなのは視認済みである。


「おい、シッマはどっちやこれ。」

「あぁ……それは右っすね。はい。」

「それ呼ばわりか。」


即刻首跳ねの可能性があり、下手な発言が出来ないということは重々承知だが、シッマと呼ばれる男には、こんなに遠くに居るのに嫌悪感を抱かざるを得ないA。

これを繰り返している内に、全ての人が森から出ることができた。

先程までまよっていたのが嘘かのように、早かった。

道中、動物に襲われた等で怪我を負った者も沢山居るが、被害がそれだけ、と捉えれば充分だ。


「これで全員っすよね?俺帰ってもいいすか?」


くあ、と欠伸をしながら言う、緊張感のないA。


「……勝手にしろ。やけど俺らのこと、口外なんてしてみ。即刻ぶち殺したるで。」


物騒っすね、なんて言いながらAは司令塔をおりていった。




▽…………………………………………
□追記
5/18.誤字修正
20行目
抱かざるおえない→抱かざるを得ない

20…人望の厚さ→←18…書記長



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (528 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1559人がお気に入り
設定タグ:wrwrd! , 男主 , shp
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

らむこ(プロフ) - 続編楽しみにしてます! (2019年5月25日 11時) (レス) id: 70493a7da1 (このIDを非表示/違反報告)
桜兎(プロフ) - 大好きです!主人公くんとショッピくんの絡みが尊すぎる (2019年5月25日 7時) (レス) id: 832086f9ca (このIDを非表示/違反報告)
文月零(プロフ) - 皆からチーノくんのヘイトがどんどんたまっていくぅ↑! (2019年5月24日 22時) (レス) id: 46da8e3aa1 (このIDを非表示/違反報告)
- らんっ……っらんっ……!! (2019年5月24日 19時) (レス) id: 3b3f8a8c71 (このIDを非表示/違反報告)
まほ(プロフ) - 更新の早さに感謝と驚きがとまりません...!好きです! (2019年5月23日 13時) (レス) id: a4dc8f380c (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ダント・ルーネ | 作成日時:2019年5月8日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。