14…門番 ページ14
驚いている民衆一人ひとりに説明している時間はない、とバイクで街中を突っ切る。
城は凄く大きいため、いやでも分かる。
「ここやな……。」
バイクをゆっくりと止め、Aはグルッペンを背中にのせた。その場は、門番に見えないギリギリの位置。
そびえたつ城は、後ろから日光が射している為か、逆光になっており、恐々しさが増す。
息を飲み、Aは門番の目の前と向かう。門番は三人。
「ショッピ様！？」
「いやでもショッピ様は向かわれたはず…」
「総統様！？」
どうしようどうしようと焦る門番達。
最初はAも話を聞いて貰おうと話しかけたが、錯乱状態なのか一向に聞かない。
そして、紅く濡れる服の背の部分に、段々と浅くなる髪にかかる呼吸。
Aは、門番達と話している暇はないと判断し、門番達横目に城内へと滑り込んだ。
警備や罠も全てかい潜り、片っ端から部屋を確かめる。
「違う………この部屋もちゃう……
一体どこや……医務室は……。」
必ずあるはず、と自分より大柄な総統を背負って廊下を走る。
人に聞こうにも、外の警備はガチガチに固められていたが室内は藻抜けの空な為、誰もいない。
そのことに疑問を持ちつつも、Aは医務室を探した。
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らむこ(プロフ) - 続編楽しみにしてます！ (2019年5月25日 11時) (
レス) id: 70493a7da1 (このIDを非表示/違反報告)
桜兎(プロフ) - 大好きです！主人公くんとショッピくんの絡みが尊すぎる (2019年5月25日 7時) (レス) id: 832086f9ca (このIDを非表示/違反報告)
文月零(プロフ) - 皆からチーノくんのヘイトがどんどんたまっていくぅ↑！ (2019年5月24日 22時) (レス) id: 46da8e3aa1 (このIDを非表示/違反報告)
有 - らんっ……っらんっ……！！ (2019年5月24日 19時) (レス) id: 3b3f8a8c71 (このIDを非表示/違反報告)
まほ(プロフ) - 更新の早さに感謝と驚きがとまりません...!好きです! (2019年5月23日 13時) (レス) id: a4dc8f380c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ダント・ルーネ | 作成日時：2019年5月8日 23時
