2…ショートピース ページ2
森の奥地にある、小さな家で煙を肺へと送り込む男が一人。
「…あ、煙草ないやん。」
ショートピースがストックしてある引き出しに手を伸ばすも、ストックはすでに無い。
おまけにライターのオイルもあと少ししか無い。
しょうがなしにキャスターの方へ手を伸ばし、口に含んで火をつけ、吸う。
が、今の気分に合わない、と長いままの煙草を灰皿に押し付け、ヘルメットを被って外にでた。
森にあるにしては、都会感溢れる家を背後に、バイクへまたがった。
エンジン特有の匂いと音をたて、町へと走らせた。
しばらく走らせていると、一つの気配が現れた。そこに気を巡らせる男は、バイクからおり、神経を研ぎ澄ました。
ふいにその気配とともに、後ろから声がかかる。
「ショッピくんがこんなとこおるなんて、珍しいやん。」
「…は？」
まぁ僕かてこんなとこ来おへんけどな〜、と言う男に、バイク乗りの男は首をかしげる。
ショッピ。それは愛用している煙草の名であり、自身の名ではないからだ。
「……それに。珍しく、キャス吸うたんやね。いつもはショートピースやのに。」
人を観察するのに長けた男は、ショッピ、やらのことを口にするが、男は、なぜ普段ショートピースを吸っているのが分かるのか、不思議でならなかった。
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らむこ(プロフ) - 続編楽しみにしてます！ (2019年5月25日 11時) (
レス) id: 70493a7da1 (このIDを非表示/違反報告)
桜兎(プロフ) - 大好きです！主人公くんとショッピくんの絡みが尊すぎる (2019年5月25日 7時) (レス) id: 832086f9ca (このIDを非表示/違反報告)
文月零(プロフ) - 皆からチーノくんのヘイトがどんどんたまっていくぅ↑！ (2019年5月24日 22時) (レス) id: 46da8e3aa1 (このIDを非表示/違反報告)
有 - らんっ……っらんっ……！！ (2019年5月24日 19時) (レス) id: 3b3f8a8c71 (このIDを非表示/違反報告)
まほ(プロフ) - 更新の早さに感謝と驚きがとまりません...!好きです! (2019年5月23日 13時) (レス) id: a4dc8f380c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ダント・ルーネ | 作成日時：2019年5月8日 23時
