５、不可解なコト ページ6
※少し視点を明確にします。
ーーーーーー
【ヒソカ's side】
ソフィアと名乗った少女をお風呂に追いやって、ボク達はソファに座った。
少女の着替えは一先ず部屋にあったバスローブで我慢してもらって後でボクが買いに行くとして、少しこの二人と考えを纏めたい。
そしてそれはこの二人も同じようで、不可解であるという視線を送ってきていた。特にクロロが。
「ヒソカ、あのバンジーガム、見えるわけじゃないだろ？」
「──……うん、一般人には見えない◇少なくとも、念を知らなきゃ。ガムは変化系だからね◆」
「彼女、初めて”見た”どうやって”出した”って聞いてた。見えてたね」
「だが、凝はしていなかった。どうやって？」
凝で見ていたクロロが考え込む。彼はああなると思考に深く入り込んで、此方の声を受け付けなくなることがある。
それを横目で見ながら、ボクは彼女に仕掛けた時のことを思い返した。
腕を掴まれたと思った瞬間、ボクは既に壁に叩きつけられていた。
バンジーガムを咄嗟に付着させるので精一杯、受け身も取れずにマトモに衝撃を受けた。オーラを回す時間すらなくて肋骨が何本かやられたかもしれない。
部屋に着いてからずっと絶状態にして回復速度を速めていたから、二人はとっくの昔に気付いてるだろうケド◇
「……ところで、着いてこいと言ってたがどこに行く気だ」
思考の奥から帰ってきたクロロが、ふと口に出した。
ボクはもうすぐ行われるイベントの名前で答える。
「ハンター試験◆」
「正気か？」
「ちゃんと会場に向かいながら念についても教えるさ◇実践も出来て一石二鳥だろ◇」
「そんな短期間で身に付くわけないだろ……もう一ヶ月もないぞ」
「それはあのコが一般人並みの才能だったらの話◇」
はぁ、と呆れ混じりのため息を溢される。
「大丈夫、ボク自分で育てるのはあまり好きじゃないけど◆」
「あ、あがったみたい」
クロロが少し咎めるような視線を此方に向けるのとほぼ同時に、目を開いたままうたた寝をしていたイルミが言う。
それから少しも経たずに、バスルームの扉が開いた。
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澪 - オチ希望出来ればヒソカでお願いしたいです。 (2021年9月9日 7時) (
レス) id: 790f68b113 (このIDを非表示/違反報告)
クロ(プロフ) - ヒソカの花嫁さん» ヒソカの花嫁様、コメントありがとうございます！ヒソカ希望いただきましたー！何もなければご希望に答えてヒソカオチか、オチごとに小説を分けるか致しますので、評価ボタンを押して楽しみにお待ちください！← (2019年5月6日 21時) (レス) id: dcc16283b8 (このIDを非表示/違反報告)
ヒソカの花嫁(プロフ) - オチ希望はヒソカでお願いしたいです！ (2019年5月6日 21時) (レス) id: 6af5523d08 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：クロ | 作成日時：2019年4月8日 3時
