烈風火炎その陸 (ページ29)

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ねむいページ29

「ねぇ幸村。

私、眠たいんだけど。」

私の部屋、狭いそこで一緒にバトスピをしていた幸村は、手を止めて私を見た。

「そうか･･･ってまだ11:00だぞ？」

なんでこんなことになったのか、と言いますと･･･。

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「おいら明日こそ幸村に勝ってやるんだ！！

だからカンベエや太一たちと一緒に特訓するんだ！！！」

「というわけでごじゃる。

今晩はAの部屋で過ごさせてもらうでごじゃるよ。」

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って、佐助達が幸村の部屋を占領したから。

「私のいつもの就寝時間は10:30。

充分夜更かしなの。」

私はデッキとコアをぱっぱと片付ける。

幸村もしぶしぶそれに続く。

「デッキ組み替えたいから、それが終わったらバトスピしよ。」

片付け終わった私はベッドに腰かける。

「俺はドコで寝ればいいんだ？」

狭いこの部屋にはベッドと机しかない。

もちろんベッドは一人用。

「あー。ベッドで寝なよ。」

「いや、さすがにそれは･･･。

俺床で寝るからAそこで寝ろよ。」

まぁ幸村、男だしね！

それくらいの気づかいは･･･ってなるかｯ！！！！！

「いやいや！客人を床で寝かすワケには」

「A女子なんだから床はさすがにダメだろ」

「年上の言うことが聞けないの！？」

「いや！コレだけはゆずれない！！」

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なーんて5分くらい言い合った。

「俺もAもベッドで寝ればいいんじゃないか？」

幸村の提案に私はうなずく。

「そっか！二人で寝ればいいのか！」

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･･･ん？

「ってアホか！？！？

男女二人でシングルベッドって！

幸村、頭大丈夫！？」

「！？

いやそんなつもりは全くないからな！！！」

その言葉は本当のようで、真っ赤になって否定している。

「･･･まぁそれしかないか。

幸村あったかいし、抱きしめて寝たら問題ないでしょ。」

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ドキドキして眠れない･･･。

なーんてことはなく、すぐ寝ちゃったのは、ちょっと後悔かも。