望月星夜の長い1日! 2話 ページ34
「見逃してもらえたみたい…
よかったね、トールくん。
あとありがとう!」
星夜がどんな表情でそれを言っているか、顔を見なく てもわかる。
「…よくない。」
いつもならわかっていても見るその笑顔を、今は見よ うと思えなかった。
「え?」
「あれのドコが良かったんだよ!!」
左手を強く握りしめる。
「だってトールくんも私も怪我しなかったし、
あの人たちは見逃してくれたし「もし」」
どこからか怒りがこみ上げてくる。
「アイツ等が星夜を殴っていたら…。」
誰に対してかわからない怒りが。
「私は大丈夫。
あの男の人のほうが辛かっただろうし、それに比べた ら「アイツと星夜は違う!!」」
星夜が少し強ばったのがわかった。
「星夜は僕たちの姫様なんだ。
そんな人が怪我なんて…許される話じゃない。」
星夜はしょんぼりして黙り込んだ。
「…とりあえず帰ろう。」
家に帰って、僕は独り散歩にでた。
なんとなく、星夜と一緒にいたくなかった。
家を出て歩くこと30分。
「(ちょっと言い過ぎたな…。
帰って謝ろう…。)」
だんたん頭が冷えてきたときだった。
「また会ったなぁ、小僧。」
「!?」
町中で会ったのは最悪な人だった。
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黒神白堊(プロフ) - アーシアさん» ………文才無いよ?私。真顔で言われると困るだけよ?(ー_ー;) (2016年3月7日 17時) (レス) id: eb517f4965 (このIDを非表示/違反報告)
アーシア(プロフ) - 黒神白堊さん» いやいや。 はくあちゃんに限ってそれはないでしょ(真顔) (2016年3月7日 6時) (レス) id: 66c2625bdb (このIDを非表示/違反報告)
黒神白堊(プロフ) - アーシアさん» 駄作にしかならないけど楽しみにしててね〜 (2016年3月3日 16時) (レス) id: eb517f4965 (このIDを非表示/違反報告)
アーシア(プロフ) - 黒神白堊さん» まじか!たのしみ! (2016年3月3日 16時) (レス) id: 66c2625bdb (このIDを非表示/違反報告)
黒神白堊(プロフ) - アーシアさん» おうよ!(^^)d既にパスワード保護してちょこちょこ書いてるよ! (2016年3月3日 16時) (レス) id: eb517f4965 (このIDを非表示/違反報告)
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