烈風火炎 その伍

天と海の狭間で　169話 ページ21

「いいぞー早雲!!」

「第六天魔王なんてやっつけろ！」





貴方「…おかしい。」


様々な声援が飛び交う。




広野「…？何が？」



呟き程度のその声は広野に届いたらしい。




貴方「第六天魔王の表情だよ。」




広野「は？」




第六天魔王は…笑っていたのだ。


あれほどの力を持ったカードを失ってなお、…余裕そ うに笑みを浮かべているのだ。




貴方「まさか…天魔王ゴッド・ゼクスがキースピリッ トじゃなかった…？」




そのまま第六天魔王のターン。




天魔王「マジック、天魔王降臨」


貴方「天魔王降臨!?まさか!!」




天魔王「天魔王ゴッド・ゼクス破ノ型。」




光と同時に神々しくゴッド・ゼクスが降りてくる。



初めて見た…破ノ型。



こんな状況じゃなかったら大興奮だろうけど…。



広野「…A？」




貴方「もうダメだ…。」






広野「え？」







貴方「この状況で早雲が勝つなんて無理だ…。」




私の予想通り、早雲はその次の第六天魔王のターンで すべてのライフを失った。

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