スイート×スイート 4 ページ18
「「「いっただっきまーーすッ!!」」」
佐助たちが来た。
9人入って窮屈なこの空間も、もう見慣れてしまっ た。
私達の中心にあるのはガトーショコラ。
星夜手作りのソレは徹の手で正確に9等分されてい た。
「美味でごじゃる!!」
「星夜天才かよ。」
「えへへ♪」
皆にほめられて星夜も満足そうだ。
「誰にあげたの?」
星夜は天井の方を見ながら指折り数える。
「炎組の人たちでしょ、宝緑院の人たちでしょ、早雲 さんのとこの人たちでしょ…。」
「さっき1ホールずつ渡してきた。」
ということは4ホール焼いたのか…。
「そういえば星夜、彼氏に渡したのか?」
太一の質問に星夜は2秒くらいフリーズした。
「えっと…渡せてない。
もう会えないから。」
私は太一を睨んだ。
カンベエや徹、佐助も、太一を睨んでいた。
「でもあげたよ、チョコピザ。」
「ピザ?ピザってあの?」
思わず聞いた幸村、星夜は頷く。
「あ」
「徹、どうかした?」
徹は席を立つと、紙袋をもって戻ってきた。
「貰ったんだけど食べて。」
それは…
「チョコじゃん!」
「うわ!こんなにも!?」
「でも僕甘いの好きじゃないから。」
そういいながらガトーショコラをクールに食べる。
「…ガトーショコラは食べるのに?」
「星夜が作ったものなら食べる。」
さすが!徹。
なんというか本当、さすが。
「しょーがねーから俺が食ってやるよ!」
「ずりーぞ太一!」
こんなバレンタイン、初めてだった。
7人がお気に入り
「オリジナル」関連の作品
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
黒神白堊(プロフ) - アーシアさん» ………文才無いよ?私。真顔で言われると困るだけよ?(ー_ー;) (2016年3月7日 17時) (レス) id: eb517f4965 (このIDを非表示/違反報告)
アーシア(プロフ) - 黒神白堊さん» いやいや。 はくあちゃんに限ってそれはないでしょ(真顔) (2016年3月7日 6時) (レス) id: 66c2625bdb (このIDを非表示/違反報告)
黒神白堊(プロフ) - アーシアさん» 駄作にしかならないけど楽しみにしててね〜 (2016年3月3日 16時) (レス) id: eb517f4965 (このIDを非表示/違反報告)
アーシア(プロフ) - 黒神白堊さん» まじか!たのしみ! (2016年3月3日 16時) (レス) id: 66c2625bdb (このIDを非表示/違反報告)
黒神白堊(プロフ) - アーシアさん» おうよ!(^^)d既にパスワード保護してちょこちょこ書いてるよ! (2016年3月3日 16時) (レス) id: eb517f4965 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ