水に溶けるくらい甘いひと時を【 Free! 】

文化祭で 【 山崎宗介 】 ページ22

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今日は鮫柄高校文化祭前夜祭だ。
前夜祭といっても、食べ物もちゃんとあるという珍しい文化祭なのである

岩鳶の人達は一般公開になる明日から来るらしいから、今日は宗介と回ることにした

A「いやー3年過ごしたけどやっぱ前夜祭から力入れるとこなんてないらしいね」

宗介「あぁ、まぁここの伝統みたいなもんだろ」

A「店番は午後からだし、とりあえず回りますか！」

宗介「だなー」


生徒「ここのオムそば1番！食べたらやみつき！いかが！！」

生徒「ワッフルいかがですかー！」

A「ほえー色んなのある…」

水泳部生徒「宗介にAじゃないか、うちのたこ焼き買ってけよ」

宗介「おーす、たこ焼きか、Aどーするって…食べたそうな顔してんな

2パック買うわ」

水泳部生徒「まいど！」

A「あ！なんか流れでお金払わせちゃった…ちょっと待って、今財布を」

宗介「いや、いい
とりあえず食え」

A「ありがと宗介！」

宗介「おう、火傷すんなよ」


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あの後たこ焼きを食べ、体育館ステージを見に来ていた

ちょうどそこで、美男美女カップル選手権とやらをやっていた

凛「あっ！！お前らいい所に来たじゃねーか！」

宗介「なんだ、そう急いでなんかあったのか？」

凛「それが、予定出場者が1ペア足りなくてよぉ…まー今埋まったんだがな(ﾆﾔﾘ)」

A「言葉からしてまるで私たち出るみたいな言い方…」

凛「何言ってんだ当たり前だろ」

宗介「はぁ…だよな…」

凛「お前らどーせ校内でも人気なんだからトップとるだろおら行け！」

A「すっごい強制的！」


仕方なくステージに立つことに…

一方ステージ下では
後輩女1「あれって、宗介先輩とA先輩カップル！」

後輩女2「え！うそ！あ、ほんとだ！あんなにこのステージタイトル似合うカップルいないよね〜」

後輩女1「投票はあのカップルに決まりだね！」


一方その頃ステージ裏では
凛「ふぅ、なんとか出せだぞー
これでいいんだろうな実行委員長さんよ」

委員長男「助かったぜ松岡！」

凛「あとで俺らのクラス来いよな」



なんてことがあったとは知らないまま
結果発表を迎えた

司会「1位は…3年生宗介、Aカップル！
他を寄せつけない差でした！

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