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カシャッ
聞き慣れたシャッター音が心地よい
最近のデジカメもいいけれど、やっぱり一眼レフのほうが私にはしっくりくる
愛用しているニコンのD3200の機体を撫でた
D3200自体は入門一眼レフなのに、使いやすいから気に入っている
やっぱりカメラは自分に合うものを使いたい
下手に上級者用のものを買ったって、自分に合わなければ意味がない
今撮った写真を確認する
結構ありきたりな海の写真だけれど、たまには原点にかえって撮ってみるのもいいかもしれない
そう思って来たのだけれど、やっぱりいいものだ
『さて、帰るか』
明日からも仕事があるし、何より2週間後には個展を開く
その準備もしなければ
車で聞く曲は決まっているってわけでもないけど、最近はずっとMSSPの曲を聴いている
ボカロなんて所詮機械音楽だと考えていたけれど、MSSPにはまってからはずっと聴いていられる
『絵はやがて動く…か』
好きな曲の歌詞
私が共感した歌詞の一部でもある
私が写真を撮るのを始めたきっかけがある有名な写真家の写真だった
海に船が浮かんでいるだけの写真だったけれど
ただの写真だと思っていたけれど
何故かその写真に引き込まれるような感じがした
まるで写真の中で海、船が動いているとさえ感じられた
―――私もこういう写真が撮りたい!
いつしか心の中で思うようになっていた
そして、現在に至る
私の写真を評価してくれる人も出てき始めて本当に写真を撮っていてよかったと思っている
そして、何より嬉しいことが一つ
私の好きなMSSPのメンバーの1人、あろまさんも写真が趣味ということ
同じ趣味を持っていることが何より嬉しい
あろまさんが撮った写真はどれも綺麗
プロ、とまではいかないけれど見た人を楽しませるような写真が多い
『いつか会えたらなぁ・・・』
思わず零れた言葉
リスナーと実況者
それも相手は大人気の実況者だ
絶対に会えない関係
ただ単に写真が趣味というだけの共通点だけで会いたいなんて、何考えてるんだ私
バカなことを考えている暇があるなら、個展で使う写真の選別をしなければ
・・・場合によっては新たに撮りに行かなきゃな
いつか、会えたら
その時はMSSPメンバーの写真を撮りたい
そして写真について語り合いたいな
・・・単なる夢物語でしかないのだけれど
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作者名:零紅 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/my.php?svd=se5
作成日時:2015年4月19日 21時