暗殺教室に入る事になったお嬢様…5 (ページ48)

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48話ページ48

糸成「榛名、こっちの薬は何に作用するんだ？」

『これは神経の伝達物質ニューロンに作用するもので刺激を受容、伝達するものよ。…殺せんせーの爆発を完全に不可能にする為に特別に調合したものだけどマウス実験での変化が無いのよね。』

ここ、この資料の通りと今までの研究データと論文を皆に見せる。

メグ「Aなんで今までこの研究隠してたのよ…」

苦笑いするメグに『サンプル1は失敗作だったから、そんなの公表したら叩かれるわ。』と平然と言いつつその後も研究していた事が分かる

カエデ「A、この資料25の3a&mって何？」

莉桜「何その暗号みたいなやつ？」

『それはあぐりさんが手伝ってくれた細胞分裂の資料だけど…これ成功例じゃなくて失敗例。数式間違ってるでしょ？』

カエデ「いや、数式見ても分かんないのよ…。失敗なら何で残してるの。」

『途中までは合ってるはずだから。これもう1回試さないと臨床には持ってけないのよね。
カエデも見た事あるでしょ、これ触手のデータだよ。』

カエデ「は？……確かに触手とは一部書いてあるけどコレのどこに殺せんせー戻す要素があるのかサッパリなんだけど」

『逆を考えて？私は触手無効化の薬まで作ったけどやっぱりどうやっても実験しないとね。私が入れた触手もほぼ癌細胞の消滅の方に振ってるからね。要は治すことが出来てきてるって事なんだけど。
治す事が出来るなら複製していけるし元の死神の血液サンプルでもあればもう少し踏み込めるんだけど、今ここで手詰まり。』

カエデ「そんな危ない事してたの！？いきなり人体臨床って馬鹿でしょ!!」

200回以上マウス実験したよ？55回成功してからやったと笑いながら言うAにゾッとするE組の生徒たち

『身体のあちこちボロボロで短命なんだから有効活用しなきゃね。生きてるって事は立てた理論上の問題は多少クリアしたって事だし。』

糸成「人には命大切にしろって言った人の台詞じゃないな。」

『ふふ、この研究に私が何年掛けたと？？無駄死にする気は無いから安心して。』

カルマ「だとしてもさ〜フツーによくやるねぇ。Aちゃん殺せんせー殺す気満々だったのにいいの？」

前原「言われてみりゃ確かに…。」

千葉「そう聞くと今協力してる事すら奇跡だな。」

凛香「そうね。」