暗殺教室に入る事になったお嬢様…5 (ページ45)

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45話ページ45

『「…………」』

沈黙の時間が二人の間に暫く続いていた中口を開いたのは悠馬だった

悠馬「Aは初めから、…殺せんせーを殺す為に皆の事欺くつもりだったのか？」

約1年の思い出を振り返ってそう聞くと来ると分かっていた質問でも少し戸惑いが出るA

何と答えるのが正解か分からないまま、今までの行動･言動を思い出しながら睦月の人間として話を始めた

『……えぇ、それが睦月としてしなければいけないなら勿論。』

悠馬「家の事無しにAの本音が知りたいんだ。誤魔化さずに言ってくれ、な？」

『……私はそれをハッキリ答えたら何か変わるの？』

悠馬「それはAが俺たちにどんな助けを求めるかで変わるかもしれない。」

『…ふふ、悠馬くん、ありがとう。
でもね、私色んな人傷付けてきたの。由里さんに結ちゃん、優人くん。悠馬くんのお父様、E組の皆に雪月明菜に関心のある世間も。
てっきり悠馬くんは由里さん達から聞いたと思ってたけど、違う？？』

悠馬「あぁ、聞いた。
でも結と優人が言ってた。Aは笑顔で話してたのに泣きそうな顔だったって。結が私達じゃAに泣いて貰うことも出来なかったって泣きながら言ってたよ。」

『ふふ、やっぱり悠馬くんの家族は…優しいね。ﾆｺ
こんな身分も何もかも偽ってた私の心配するなんて。
こう伝えて、心配しないで。私は睦月Aなの。どんな批判があろうとも立ち向かうつもりだって。

卒業すればもう私達は全く別の道に進むの。忘れて。』

話が終わったなら戻ろう？

誰が見てもカップルが微笑ましく話しているように見える笑顔でAは悠馬に話しかける

悠馬「じゃあ…俺たちが付き合ったのも計画の内なのか？」

『っ！そんな事…ｯ！』

悠馬「ﾊﾊｯ…うん、良かった(笑)
A自身が俺の事好きになってくれたんだな！」

『…だとしても、もう関係は』
ない。って言わないと……。
じゃないと何かあった時に悠馬くんが巻き込まれる

『関係な』
悠馬「A本気で思ってない言葉を口にするのはやめろ。」

悠馬のその言葉に動揺が駆け巡る

『ぇ、何言ってるの、そんな事』

悠馬「俺は素直に思ってる事伝えて欲しい。
俺はAが好きだ。ずっと、変わらないって思ってる。
本気だ。苦しむなら分ければいい。悩むなら一緒に悩むから。Aの悪い所は1人で考え込む所だ。1人じゃない。俺も茅野も皆も居るから。1人になろうとするな。」