暗殺教室に入る事になったお嬢様…5 (ページ40)

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40話ページ40

約１ヶ月ぶりに入る磯貝家は前と何も変わらず家族の温かみがある家だった

手洗いうがいをすると真っ先に仏壇に手を合わせる

『……』
悠馬くんのお父様、改めまして睦月Aと申します。
もうお会い出来ない覚悟で騙す決断をしていたので少し戸惑っています。…私は……女優をしながらアイドルをしています。
そして、家の家門を継ぎました。今後、どの様なお付き合いの仕方になるか分かりませんが、私なりの誠意は尽くしたいと思っております。もう少しの間だけ悠馬くんを…悠馬くん達がする決断を見守っていて下さい。

長く手を合わせた後顔を上げて結と優人の所に行く

『どう？盛り付けできたかな？ﾆｺ』

「「バッチリ！！笑」」

『ふふ、美味しそう(笑)
悠馬くんには内緒だね？お皿はお姉ちゃんが持つからフォークとナイフ持ってきてね〜！』

「「はーい！」」

由里「ふふ、Aちゃんありがとうﾆｺ
ずっと2人も会いたがってたからもうはしゃいじゃって笑」

『いえ、逆にありがとうございます。
………こんな機会、もう一生無いと思ってました。』

儚く微笑みながら結がAの膝を上に座る

結「んふふ！お姉ちゃんの上〜!!」

『ふふ、結ちゃん髪の毛付かないように結んであげるﾆｺ』

結「ホント！？お姉ちゃんありがとう！」

『いえいえﾆｺ
はい、出来たよ(笑)
じゃあ結ちゃん、優人くん作ってくれてありがとう、いただきます。ﾆｺ』

丁寧な作法で食べる仕草に母･由里は本当に由緒ある家庭で育ったんだ。と改めて思う

『ん、美味しいﾆｺ
結ちゃん、優人くん、このホットケーキすっごく美味しい!!
お姉ちゃん食べられて凄く幸せだわ。ﾆｺ』

優人「えへへ。これくらいお姉ちゃんから教えてもらったから出来るよ！次はもっと美味しくするからお姉ちゃん一緒に食べよ！？」

結「うんうん！今度はもーっと美味しくする！ﾆｺ」

『ふふ、本当？
じゃあ楽しみにしておかなきゃだね？？』
今度……なんて約束容易くしては駄目なのに

ホットケーキを食べ終わると食器を洗い、片付けをして由里、結、優人の元に向かう

『由里さん、結ちゃん、優人くんお話があります。』

その言葉に由里は何を言うのか何となく予想がつく

結「なーに？」

優人「いいお話？」

『…少し悪いお話かも。
まず、結ちゃん、優人くんごめんなさい。』