暗殺教室に入る事になったお嬢様…5 (ページ37)

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37話ページ37

『はぁ……倒れるなんて情けない。』

真木があかりを送っている間Aは布団の中で横になっていた

結ちゃんと優人くんに会いにいかないといけないのに…
でも会いに行った時に倒れる、なんて事にならなくて良かった。

どうしようかしら。悠馬くんとの事も……

グルグルと目の前が回ってきてそのまま意識が落ちるA

翌日
目を覚ましたAの隣に正座して座っている母がいた

『ママ…？何しているの？』

瑠樺「A、貴方の体調がよくないから少し事務所のマネージャーさんとお話したの。3月中旬まで、必要最低限の仕事以外がオフになったわ。」

『え、何で……、ママ何を言っているの？』

瑠樺「A、まず心身を共に整えて？
そして貴方が何をしたいか、どうこれから過ごしていきたいのか、考えて母に伝えてちょうだい。
ちゃんと母に伝えるまで当主としてのお仕事も行事参加もさせませんからね。」

『…はい、分かりましたお母様。』

今日の朝食は母が作ったものよ。と言い残して部屋を出る母

お兄ちゃん、昨日ママに何をお話になったの。
でも良かったのかもしれない。
ココ最近かなり忙しくて考えられなかった事も考えられる

起き上がり先にシャワーを浴び、その後朝食を食べる

『美味しい…』
けどやっぱり寂しい…

当主になってから食事は1人で周りには当たり前だが誰も居ない

一応隠居の身となった父と母、祖父とは食事をする事は一族が完全に揃う日しか無かった

お腹いっぱい…そう思ってもまだ半分も残った食事は綺麗に完食しなければならない

つまらない、家で楽しくご飯なんてした事無かったけど食事が苦痛だと思う事は少なかった。

【結「お姉ちゃん、この唐揚げ美味しい！！」
優人「ピーマン食べれたよお姉ちゃん！」

『ん、よかった〜!!いっぱい食べてね？』

悠馬「こら、2人ともご飯中に立ったらダメだろ！
Aも2人に構いすぎだ！しっかり食べなきゃ体調が崩すぞ？」

『ちゃんと食べてるよ、ね〜？ﾆｺ』
「「ね〜！！」」

悠馬「全く(笑)
A味噌汁お代わりいるか？」
『あ、自分で入れてくるよﾆｺ』】

懐かしい…
誰かと一緒に食べる楽しみを教えてくれたのは悠馬くん達で…
でもあの中に居た私は偽物だったのに。

『ご馳走様でした。』