19話 ページ19
悠馬「並大抵の努力じゃ無理だよな。」
はぁ…吐息をつきながらコップに入った水を飲む
悠馬「連絡もつかないしどうすればいいかな。」
分かってる。本当は俺達を避けたいこと。
今までの全て…何もかもがAの命を繋ぎ、繋がる情報で世間には一切バレる事さえ許されない事。
それが全て殺せんせーの存在として含まれてもいる。
だからこそAの家は世界と日本の防衛省に協力している事。
悠馬「てかコレって振られた事になんのか？いやいや。何も言われてないし…でも聞けないしなぁ〜!!」
頭を抱えているとノックする音が聞こえ何？と答える
すると聞こえて来るのは母の声だった。
悠馬「か、母さん？どうしたんだよ。寝たんじゃ…」
由里「悠馬、Aちゃんと何があったのか、母さんだけにでも話してくれない？」
悠馬「…いや、それは……。」
これはAが14年、生きてきた中で隠してた事実だし易々と話すのはいいのか…？
由里「悠馬、母さんの気持ち…というか考えなんだけどね？
Aちゃんは日本トップの名家睦月さんじゃない？」
悠馬「…何で……あぁ、テレビにも出てるもんな。そっか、母さん知ってるよな。」
由里「少しだけね？ﾆｺ
でもはっきり言えるのは悠馬より私達はAちゃんの家の事、Aちゃん自身の気持ちは分からない。」
悠馬「俺も分かんないよ……。正直情けないと思う。
何てAに声掛けたらいいのか分かんないんだ。」
由里「悩むのはいい事。たっくさん悩みなさい！
でもその分しっかり話すの。生きてる内に思ってる事も考えてる事も話さないと悠馬、後悔するわよ。
その結果がどうであろうと母さんは変わらない。結達も次第に慣れてくるわ。当たって砕けてもいいから自分が大切にしたいって思える人を今思う気持ちを大切にしなさい。ﾆｺ」
悠馬「…出来るかな、俺。避けられてるし、今何してるか分かんないし。」
由里「あら、情けないわね。Aちゃんがリードしないと悠馬は何も出来ないの？そんな訳ないわよね？？ﾆｺ」
悠馬「……わ、分かったよ。…うん、やってみる。」
そうだ、進まないと何も出来ないじゃないか。
前の殺せんせーを殺すか殺さないかの話し合いも全部皆で決めた行動だ。なら俺も動かないとな！
悠馬「ありがとう、母さん。ﾋﾟｺﾝ)え、あ…母さん！今からちょっと外出てくる！！」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 36人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：reina | 作成日時：2021年10月27日 20時
