暗殺教室に入る事になったお嬢様…5 (ページ15)

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15話ページ15

『あかり。』

あかり「来たね。
じゃあ、終わらそうﾆｺ」

Aは真正面を見て全員が来た事を確認するとあかりの名前を呼ぶ

あかり「殺せんせー、先生の名付け親は私だよ？
ママがメッ、してあげる。」

殺「茅野さん、榛名さん、その触手をこれ以上使うのは危険すぎます！今すぐに治療しないと命に関わる！」

命…？
私…私たちにとって命以上にお姉ちゃんを殺したこの人を殺す事以上に何が大切？

Aは表情にも声にも出しはしないがそう思いながら後ろから話を聞いて眺める

でもあかりならどれだけ痛みがあっても……

あかり「何が？すこぶる快調だよ。はったりで動揺を誘ったって無駄よ。」

渚「茅野…全部演技だったの？楽しい事色々したのも、苦しい事皆で乗り越えたのも。」

あかり「演技だよ。これでも役者でさぁ…
渚が鷹岡先生にやられてる時焦れったくて参戦してやりたくなった。不良に拐われたり死神に蹴られた時なんかムカついて殺したくなったよ。
でも耐えてひ弱な女子を演じた！やる前に正体バレたらお姉ちゃんの敵が打てないからね。」

その通りだ。その為にあかりは戸籍も全て変えたんだから。
私は警察の協力の元別戸籍を作って貰ったけどまたそれとも違う。私以上に悔しいのは…悲しいのはあかりだから。

周りが話をしている時少しずつ後ろに下がりあかりが戦闘態勢になれる様に準備を整える

『…これで』
出来るなら全て終わらせたい。
今の私には出来る事が少ないから…。

こうやってあかりの為に私自身の為に殺先生と戦うんだから。

全て何もかもがエゴで……過去にはもう戻れない。
でもそれを追い続けてここまで来た。

戦いが始まるとAは元から言っていた通り援護に周り、E組の皆が怪我をしないように、それでも殺先生を殺す為に戦った。

結果はあかりが渚に隙をつかれ終結を迎えた。