苦手同士の恋愛事情…4 (ページ42)

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1週間後･女の子の日も終わり色々気持ちにも整理がついたAは暫く悩んでいた事についても答えを出そうと心に決めていた

『おはようございます、龍之介さん！』

龍「……お、おはようAちゃん。
ど、どうかしたの？」

Aから、おはようの挨拶で敬語を使われる事も“さん”付けで呼ばれることもない龍之介は寝起きながら驚いて思わず聞き返してしまう

『…龍くん、勝手に色々悩んでごめんなさい。』

朝食を作っていた手を止めエプロンを外して頭を下げる姿に一瞬焦ったがそれがAにとって誠意の見せ方なのが分かりポンポンと頭を撫でながら目線が合うように龍之介は少し屈む

龍「え？…あぁ、いいよ。ﾆｺ
Aちゃんが悩みやすい事も我慢して辛い想いをする事もよく知ってるつもりだし。

答え出た？ﾆｺ」

『うん。しっかり柚羽とも話をしてくる。
もうこれから先絶対同じ事で悩まない。』

龍「ふふっ、そっか？笑」

『ぁ、でも…あの、私が悩んだり迷ってたら……えっと…今回みたいにまた言って貰ってもいい、かな？』

龍「……ふっ、勿論だよ。ﾆｺ
結婚早々離婚まで考えそうになってたのはヒヤヒヤしたけど良かった〜！」

『お詫びに何でもします。あ、出来る範囲で！！』

龍「いいのに(笑)
んー、でもそうだなぁ…Aちゃんの生理とも被ってたからあんまり触れなかったよね。」

『うん？そうかな？？』
龍くん生理4日目辺りから私が少し体調戻ると、暫く“食事”我慢してたからか遠慮無しに身体中舐められた気が……

まぁいいか。

龍「そうだよ、俺結構お腹減ってるんだよ。
Aちゃんが生理痛で苦しんでる間は必死に我慢したし。」

『ふふっ、そっか。なら帰ってきてから、ね？ﾆｺ』

龍「やった(笑)
楽しみにしてるね！？」

『はいはい〜、早く顔洗ってきて？髪の毛も寝癖ついてるよ笑』

龍「あ、あははそうだった」

龍之介がリビングから洗面所に向かうとAもまた朝食の準備に取り掛かるのだった