苦手同士の恋愛事情…4 (ページ3)

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Aちゃん、と名前を呼ばれ振り向くと龍之介の腕の中にすっぽり収まり屈んだ龍之介が軽くキスをしてくる

『んっ、……ぁ、龍くん…』

龍「っ、ふふ、その顔ゾクゾクするなぁ。
おはよう、朝ごはん凄く美味しそうだね。」

『そう？よかった。ﾆｺ』

龍之介がテーブルに視線を移すと4つのお弁当箱を見つける

龍「あれ、これ…Aちゃんお弁当？」

『あ、うん。九条さん達の分も。昨日リクエスト貰った通りに作ったから名前書いてある通りに渡してよ？龍くんのは薬も入ってるから。』

龍「やった(笑)
Aちゃんのお弁当すっごく嬉しいよ！」

『ふふ。なら良かった。早く朝ごはん食べよ？冷めちゃう。』

龍「あっ、そうだね！」

向かい合って席についていただきます、と手を合わせる

朝に何時に帰ってくるかなどを聞きながら夕飯の事や明日からのお弁当等の話をする

そして朝食が終わると龍之介が準備を始めてAはローズティーとアップルティーの準備をする

『はい、ちゃんと渡してね？』

龍「うん、ねぇ今日は寝るの待っててね。」

『うん、記者会見もお仕事も頑張ってね。行ってらっしゃいﾆｺ』

龍「……あー行きたくなくなる。Aちゃん可愛い、好きだよ。」

『んふふ、私も龍くんの事好きだよ。ほら、行ってらっしゃいー笑』

軽く背中を押して見送る

『よし、片付けと掃除してから買い物行こうかな。』

一日の予定を立ててから服を着替えてメイクも軽くして動き始める