睦月始の従兄妹は8 (ページ9)

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23週目妊娠6ヶ月の

『天くんごめん、この本取って欲しいんだけど……』

天「いいよ、どれ？」

『えっと左から4つ目の本』

天「はい。」

『ありがとう〜』

天「料理本？」

『うん、もっとお腹出てきて作るの大変になった時ように簡単に作れる物試そうかなって。』

天「僕が作るから平気なのに。」

『ずっと作るのは大変だしやっとTRIGGERが少しずつ戻って来てる中に水刺すのは嫌だし。』

天「別にそんな事考えなくていいんだけど…
というか僕たち二人の子供なんだから気にしないで。僕が出来ることは僕がするから。」

『うー、それじゃやること減っちゃう……』

天「既にキッチン立ったら辛いのに何言ってるの。甘えれる時に甘えなよ。」

『だって基本的な家事は百合子さんだし料理も最近天くんばかりだし私は私で疲れてなのか寝ちゃうし…』

天「疲れるから寝るの。いいじゃん、寝てたらまだ立ってる時よりは苦しくないでしょ？」

『そうだけど……暇なんだもん。』

天「まぁ身体動かしてる事の方が好きなAには酷か。……あ、ねぇ今日の夕飯餃子にしようか？沢山作って冷凍すれば日持ちするし手は暇じゃなくなるでしょ？リビングで座って出来るし」

『やる。』

天「じゃあそうしようか。ボク買い物行ってくるよ。」

『私も行きたい』

天「……じゃあ暖かい格好して？」

『これじゃダメ？』

天「ちゃんと着込もう。また風邪引きたくないでしょ。」

『それは嫌。』

天「あとは散歩としてだね。最近仕事以外で外出るのは病院くらいだったし。」

『やった。笑』

天「携帯用の酸素吸入器の持っていく準備するからゆっくり準備しておいで。」

『うん。』