睦月始の従兄妹は8 (ページ28)

今日:20 hit、昨日:7 hit、合計:22,702 hit

28 ページ28

「では首の所を支えて…」

『はい、……ふふ蒼唯…ﾆｺ』

天「翔天もそっくりだね？」

『うん。でもちゃんと見分けつくよ。』

天「そうだね。2346gって軽いね。」

『翔天はそうだね。蒼唯も変わらないけど…こんなに小さいんだよね。ちゃんと守っていかないと。』

天「まぁ事件に巻き込まれる確率が高いからね。特にキミ。」

『自覚してる(笑)』

天「そろそろ交代する？」

『うん。次は翔天を抱っこする。』

天「翔天も軽かったけど蒼唯も軽い…」

『ふふ、でも似てるよ。将来天くんと陸くんみたいになるのかわんぱくっ子が育つのか楽しみだね。』

天「……ボクは陸を甘やかしすぎたと今はたまに思うよ。特に仕事中。」

『ふふ、あれはもう仕方ないよ。陸くん天くんのこと大好きなんだから。天くんだってそうでしょ？』

天「……まぁ。そうだね。」

『まぁこの子達が2人みたいにブラコンになるかは別として私達の仕事上あまり長い時間一緒に居られないこともあるからそこは考えながらやっていこうね。』

天「そうだね。」

双子を保育器に戻して病室に戻った後はAは疲れで寝てしまうのだった

次の日になると浮腫などが酷く痛み止めも出してもらう

薬を投与する前にと母乳を少し出して担当医に渡すが軽く微熱が出たAは大人しくする事になった

ｺﾝｺﾝ
「Aちゃん、天くん(笑)」

『おば様、おじ様。』

天「おはようございます。ﾆｺ」

「体調どう？さっき2人の赤ちゃん見て来たのよ(笑)」

『まぁ見ての通り……マスクに戻されました。』

天「熱あるんだから今日は我慢して。」

『分かってるよー』

「無理は禁物だからね。」

『はい。』

「あとこちらからベビーシッターも送るからお仕事の間は見てくれるわ。」

『それは助かるけど』

「ふふ、不安な顔をしなくても昔始に付けていたシッターさんだからAは知ってるでしょう？」

『あぁ、あの人なんだ？なら安心かな。』

天「あの人？」

『私が海外にいる間もずっと居てくれた人。
元々小児科の看護師さんでベビーシッターの資格も持ってるの。
でも暫くは一緒に居るよ。撮影も家で出来るものはすればいいし。体型も戻したいし。』

「ふふ、それもそうね。体幹戻ししたかったら頼りなさい。いつでも子供達の事は見るわよ。むしろwelcome！」