睦月始の従兄妹は8 (ページ13)

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『出来れば服よりもっと実用的な物送ってね。』

あかり「えっ、なんで！？既に色々赤ちゃんの服見てるのに！」

『あれ。』

指さすと同時に視線を皆が動かす

一織「綺麗好きな九条さんとAさんにしては珍しいですね。なんですかこのダンボールの山。」

春「あ、この宛先始の両親からだ。こっちは九条さん…こっちは逢坂さんだしこっちは七瀬さんだ。」

陸「え？」

『このダンボール全部服やらおもちゃやらいっぱい詰め込まれてるの。』

「「「…………」」」

Aがそう言うと積まれているダンボールをもう一度見て思わず何も言えなくなる

陽「あかりちゃんこれは考え直した方がいいぜ。」

あかり「はい、そうですね。」

大和「マジか……すげぇな。」

壮五「父さん達が？まさか…」

『分かる、その気持ちはよく分かるんだけど両親からなの。しかも量が莫大すぎて……なんならおば様から特注のマタニティー服も届いてたからね？？』

始「それは……母さんたちに言っておく(苦笑)」

『私達からも言ったけどね。すぐには使えないおもちゃ系もあるし片付けるにしても量が多いし衣装ケースとか無いから買わないといけないし…で今ちょっとそこに置いてるの。
だからあかり、くれるなら責めて実用的な物でお願い。オムツとかお尻拭きとか消毒液とか！実用的な物にして……』

あかり「わ、分かった。服はもう少し大きくなった頃に纏めて送るね。」

一織「え、そうなるんですか？」

涙「でも赤ちゃんの物って何が必要なの？」

陸「あ、確かに。どんなのだろう？？」

天「色々あるけどまずAは母乳が無理だから粉ミルクでしょ。オムツ、お尻拭き、爪切り、ベビーソープにベビーバス。あげるとキリがないね。」

『うん。まぁ服は困らない。両親も性別は知ってるからそれに合わせた服を送ってくれたし。ベビーカーとか外の物も必要だしチャイルドシートは送ってくれたけどね。』

天「そうだね。」

あかり「こう考えると世の子供産む家族って大変だね。こんなにお腹大きくなるのに色々することいっぱいだなんて……」

『まぁそうだね。』