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液体爆弾


テレビでもあまり聞いた事がない単語が出て驚いた


オレも周りのメンバーも皆。



でも唯一1人だけ…Aさんだけ予想してたとでも言う様な顔でなんでもない様に降谷さんと電話して解体するって言ってた



オレは驚き過ぎて咳き込んじゃって俺自身もヤバいって思ったのにAさんの手が背中を摩ってくれただけで何故か凄く安心してた



『銃の手入れしっかりしてて正解だった。』


「それを使わないのが1番よ。」


『まぁそうですが難しいですね。こういう仕事ですから…。あ、志保さんはそのまま解析してて。』



降谷さんと電話を切ったすぐ後別の“しほさん”って言う人に連絡してAさんが話してた



俺達はどうしていいのか分からなかったけど俺はこの手を離したら居なくなる気がしてAさんの服の裾を握っていた



『志保そこのパスワードは…』



準備しながらも指示を出していたAがあと少しでこの場から居なくなる。


それは今までの会話の流れで分かっていた


でもそれがどうしても嫌で……ワガママだと頭の中では分かっていたがAさんに言ってしまう



陸「行かないで…」



小さくでもはっきりと言ったその声はAへと届いていた


『……陸くん』


陸「行かないで、危ない場所行くんだよね?!
ヤダよ、俺……!Aさん行かないで??っ、は、っ…ケホ」


大和「リク落ち着け、な?」


大和さんが止める声も俺自身の身体から出る喘鳴にも気付いてたけどどうしても今は気にしてられなかった


陸「ヤダ!おねが、っ、い…ケホゲホッぜぇ、…」


『大丈夫です。例え爆発したとしても総理達は命に代えても護ります。』


陸「っ、嫌だ、……Aさッ、ケホゴホコホッ」



命に代えてでもってそんなの死にに行くみたいな言い方しないで!


そう言いたかったが咳や溢れる涙で言葉が紡げない


それを分かっていてAも言葉を続ける



『私は警察官で、皆さんを守らないといけないんです。今回の様な場合は特に。…必ず戻って来るとは保証しません。でもこの日本を残して死ぬつもりなんてサラサラないので。
陸くんは暖かくしてしっかり休んで?大丈夫、皆さんが居てくれますから。ニコ』



スルッと陸の握っていた服に力が抜けて喘鳴を止める為の薬の噴射を行った後一織に陸を預ける

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reina(プロフ) - 鷹山澪菜さん» 澪菜さん、読んで下さりありがとうございます!面白かったと言って頂けて嬉しいです!ありがとうございました! (2020年8月19日 5時) (レス) id: 59d39fa3c6 (このIDを非表示/違反報告)
鷹山澪菜(プロフ) - おめでとうございますパチパチパチ!凄く面白かったです (2020年8月19日 3時) (レス) id: ad0edaa6fa (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:reina | 作成日時:2020年8月1日 12時

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