32 ページ32
三月「一応飯出来たけど…」
『…………』
集中してパソコンを触ってるAにはその声は届かず陸が何かを思い付いたかのように三月に耳打ちする
三月「陸、ホントにやるのか?」
陸「うん、このままだとお腹減ってるだろうし!これならオレも出来るよ!」
Aが何も食べていない事を聞いた事を思い出した陸は三月に料理を食べさせるから小分けにして欲しいと頼む
一織「くれぐれも落としたりしない様にして下さいね。藤城さんが可哀想ですから。」
陸「わ、分かってるよ!」
陸が小分けにされたお皿から少し冷めたスープをAの口元に持っていく
無意識ではあるがスープを飲むAにぱぁぁっと顔が明るくなる陸
陸「Aさん口少し開けて鰹節と梅干しのおにぎりだよ。」
あまり大きくない口を開けてゆっくり咀嚼しているのが分かるが傍から見ると餌付け出来て喜んでいる陸と気付いていないAの絵が完成し何とも不思議な絵面だった
陸としては少しでも食べてくれる事を喜んでおり周りに花が舞っているような様子だった
Aさんが食べてくれた。
嬉しいな〜こういう姿あんまり見れないし。
いつもこうやって仕事してるのかな。忙しいのに俺と会う時間まで作ってくれて…
今日だって眠たかったんだろうし結構無理させたのかな?
『あ、爆弾発見!』
「「「えっ?!」」」
『降谷、爆弾発見、総理の身体に巻き付けられてる。タイプはちょっと待って解析する。
……降谷、今から私もそっちに行く。制限時間は残り2時間。私が行っても充分時間がある。』
「何でだ、爆弾なら処理出来る。」
『今回は無理。』
「は?プラスチック時限爆弾ならお前より解体してる。」
『無理、これ液体爆弾でもある。
どうやって入手したのかも何もかも置いといても今まで液体爆弾の解体をした事がない降谷には無理。1歩間違えば全員死ぬわ。』
その言葉を聞いた全員が息を飲む
陸に至っては驚きすぎて咳き込んでいた
その背中を優しく撫でると陸はその瞬間ホッとしたのか咳が落ち着く
「分かった。」
陸「ッ、……」
『降谷は取り敢えず間を繋いで。あとは私がする』
「了解。」
荷物の中から銃とナイフ5本弾切れを考え予備の弾を持つ
55人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
reina(プロフ) - 鷹山澪菜さん» 澪菜さん、読んで下さりありがとうございます!面白かったと言って頂けて嬉しいです!ありがとうございました! (2020年8月19日 5時) (レス) id: 59d39fa3c6 (このIDを非表示/違反報告)
鷹山澪菜(プロフ) - おめでとうございますパチパチパチ!凄く面白かったです (2020年8月19日 3時) (レス) id: ad0edaa6fa (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:reina | 作成日時:2020年8月1日 12時