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『陸くんありがとうニコ』
陸「へ?あ、ちょそのかっこ……Aさんが話聞いてくれない…。」
今まで話を遮られたりスルーされる事が無かった為少し変な気持ちになるがハッとAの格好を思い出してタオルを持ってリビングに向かう
『だから……そう。狙いは私達だけど私達じゃない。あ、その橋爆発物ある。次下……その道真っ直ぐ。
犯人はまだこっちにジン達がいると思ってるけど生憎諜報機関に取られたからね。犯人はその事を知らない。警察内部の人間、特に公安の人間ではない。考えられるのは組織の残党。そういえば少し前にCIAから脱走者がいるって話があったけどパスポートも何もかも使われた痕跡が無いから日本には来れてないものだと思ってたけど…』
「密漁か?」
『あり得ると思う。
今問い合わせしてるから分かり次第伝える。
降谷は東都ホテルが着いたら1番広いパーティー会場を開けて防犯カメラの位置から東に15歩。南南西方向の扉を押して……そしたらパネルが出るみたい。番号は…7994820って書いてある。
そこから繋がる場所は今調べてるけど分からないと思って。』
「了解。」
『それと!工藤くん、貴方を協力者にはしたけど怪我はしちゃ駄目よ。降谷がどれだけ傷を負ったとしても馬鹿なの?で済ませられるけど貴方は保護されてる身ではあるけど一般人なの。毛利さんにも工藤ご夫妻にも面目が立たない真似はやめてちょうだい。』
「だそうだ。」
「ハハッ。どりょっおわっぁ!?ちょ、降谷さ……!!」
『うっ、わ…』
パソコンで映像を見ながらいつかの電車の前を走った時と同じ事をする降谷にAも思わずドン引きの声が漏れてしまう
大和「こっちもちょっと怖いけどな……」
陸「Aさん濡れたままだと風邪引いちゃう!」
邪魔にならない様に気を付けながら陸がAの濡れた髪の毛を拭くが少し不器用な陸には難しい
『拭かなくていいので座ってて下さい』
陸「あ、はい…ごめん。」
一織「ちょっといくら何でも」
『黙って。今過去の中でも特に気を張ってるの。』
水が滴り落ちる事など気にも止めず無我夢中にパソコンを触る
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reina(プロフ) - 鷹山澪菜さん» 澪菜さん、読んで下さりありがとうございます!面白かったと言って頂けて嬉しいです!ありがとうございました! (2020年8月19日 5時) (レス) id: 59d39fa3c6 (このIDを非表示/違反報告)
鷹山澪菜(プロフ) - おめでとうございますパチパチパチ!凄く面白かったです (2020年8月19日 3時) (レス) id: ad0edaa6fa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:reina | 作成日時:2020年8月1日 12時