カフェ店員のかくしごと…3

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壮五「いえ、大丈夫ですよ。
あの、東都ホテルって確か裏部屋ありませんでしたか？」


『裏部屋？』


壮五「はい、確かこの辺り。作りからして30畳ほどの空間がある筈なんです。」



壮五が覗いていたホテルの間取り図からそう言う


『……もしかして…』



Aも何度かパーティーで訪れていた事もありどの場所か大体の見当がついて急いで確認する



『爆発時刻が…。』



逆算して防犯カメラ映像を確認する


すると途中で改ざんされている形跡がありその部分をハッキングする



『見つけた。ﾆｺ』
誰だ、相手は。ゼロで倒せる相手であって。



いや待って、今ジン達はFBIの連中に拘留されてる。


唯一いるのはベルモットだけ。



『……組織の奴等じゃない…』
でもバーボンとブルームーンを知ってるなんて……




1度全ての手を止めて立ち上がる


陸「Aさん？」


『すみません、少しお風呂場借ります。』



冷静な判断が出来てない。
傾向と対策でいけば東都ホテルに作業班を送る事。


でもベルモットしか警察庁には組織内の人間はいない。なのに名指しで指名してきたのは私とゼロ。



『考えろ、考えろ…』



シャワーの冷水を頭から浴びて耳を塞ぎ目を閉じる



追いかけて来ていた陸が慌ててシャワーを止めてタオルでAを身体を包む



陸「冷た、Aさん風邪引くよ？！」



『風？』



さっきの音微かに風の音も混ざってた？

『陸くん、今日って外の風強い日だよね？』


陸「え？あ、うん。強い筈だよ…あんまり外に出るのは控えたい日かも。」


『そうだよね、風…東都ホテル…新幹線、反響…警察庁付近……あ、そっか。』

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