睦月始の従兄妹は6 (ページ47)

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Stella★One「『今日は本当にありがとうございました〜！ﾆｺ』」

最後にStella★Oneのメンバーだけでお辞儀をして袖にはける

『ｯ…はっ、ｱ､ｹﾎｹﾎｯ……ﾊｧﾊｧ！ｾﾞｪﾋｭゼェハァ』

完全に力が抜けて周りが見えなくなる

天「A！聞こえる！？」

『ｹﾎ､ｺﾞﾎｯｹﾎｹﾎｯは、ｾﾞｪﾋｭ』

声だけが聞こえて酸素が回らない身体の中で呼吸する事だけしか出来ない

「運びます！」

「酸素濃度上げます！」

『ﾊｧ…ま、って………。
マイク…とメモ…貸して……。』

ハナ「咲桜、私がやるから…」

『ううん。…ﾊｧﾊｧ…これは……私の役目ﾆｺ』

メモの内容は殆ど読めずマイクのスイッチだけ入れて何とか声だけ紡ぐ

『御来場頂きました皆様、本日はStella★One東京ドームライブにお越し下さり本当にありがとうございました。
今日のライブ楽しんでくれたかな…？
私は…私達は凄く楽しかったです！
皆に会えて……コラボならではの事が出来て…今日が皆のこれからに残る最高の日になっていれば嬉しいと思います。
帰り道に気を付けてお帰り下さい。
今日は来てくれて本当に本当にありがとうございました！』

マイクの電源を切るとそのまま倒れる

天「A！！」

「人工呼吸器にします！」

「用意します！」

「…心拍脈拍確認出来ます。」

「急性低酸素血症性呼吸不全ね。
神経筋遮断薬の投与も！利尿剤と凝固剤の準備もして！」

「「「はい！」」」

天「ｯ……。」
神様、お願いします。連れて行ったりはしないで。

陸「っ……Aちゃん」

一織「…ｯ……。」
七瀬さん以外で…七瀬さんの時以上に酷い状態の人を見たのは初めててどうすればいいのか分からない。

あかり「お願い殺せんせー、お姉ちゃん……Aをまだ連れていかないで。」

百「大丈夫、あかりちゃん！
Aちゃんはちゃんと起きてくる！そうでしょ？信じようよ。」

あかり「ｯ…はい。」