睦月始の従兄妹は6 (ページ40)

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百「咲桜ちゃんが何で女王様って呼ばれているか分かるね。」

千「ホントに。何処にこんな力貯めてるんだか。」

天「っ。倒れ…ほ、良かった。」

大和「でも一瞬つまづいたな。」

一織「元の病気もあります。その中で腹部の痛みに耐えてあそこまで動けるのは流石としか言い様がありません。貧血もあるでしょうしチアノーゼも出ているみたいですしだいぶ苦しいはずです。」

天「だと思うよ。1時間ずっと喘鳴も出てたしね」
お願いします、神様。Aを最後までステージに…

『次は……pyo…です！
これは韓国語でシルシという意味です。今回は私がバイオリンも使って演奏します！ﾆｺ』

10曲が終わり残り2曲になる

きゃぁぁぁ！！！

『ちょっと待ってね、準備が……アハハ！待って待って、その顔撮りたい(笑)カメラ持つから待って笑みんな見て！！ウノちゃんが笑わせてくる〜ふふ笑あー、もう笑わされた笑
じゃあ聞いて下さい。pyo。』

『街明かり照らしたにぎやかな笑い声と路地裏の足音〜。伝えたい想いはどれだけ届いたんだろう。いつも振り向いて確かめた〜
何時だって迷わずキミはきっとどんな僕も追いかけてくれるから……

じっと見つめた君の瞳に映った僕が生きた印。何度も途切れそうな鼓動強く強く鳴らした今日を越えて見たいんだ〜！』

ﾆｺ

さくらー！！
クラー！！

『手にした幸せを失う事を恐れて立ち止まっているより一つひとつ大きな出来るだけ多くの笑顔を咲かせようと企む〜。』

『次の曲は今放送中のアニメの私の最近曲です♪だってワタシのヒーロー！』

イントロが流れ楽しく全力で踊る

『ｲｪｲ！君に贈る歌です！
キミが諦めるトコ浮かばないけど、何も無い情けないっていう日もあるんでしょう。人生に一度のような努力の瞬間を幾つも迎えるなら見ていたいんだよ〜。一生が1個だって一緒にを幾らでも何にもないワタシに意味をくれた最強だ〜！せーの！』

「「『フレーっフレっー』」」

『て、何度も言わせるなんて言う才能？ﾆｺ
ずっと立ち向かってよ。勇気をくれてるよ。
せーの！』

『「「フレっーフレーっ」」』

『て、ちっぽけ全てが叫んでる！
その目を見ればワタシも走れる最高のフィナーレを刻んでみてよ〜！だってワタシのヒーロー♪』

ダンっと走って終わると元気よく手を振る