桜庭涼太の恋人は…3

番外編 ページ19

動画が消えた事でツキプロがAを異様に守っていると世間の目に映ったようでAの悪評や性格の悪さなどをまとめサイトやSNS上では批判が殺到した


涼太「A。」


『ｯ！あ、ごめん……なに？ﾆｺ』



手に持っていたスマホの画面を消し慌てた様子で涼太の話を聞く


涼太「……ご飯、今日何作る？買い物行く？」
スマホの画面既に見えてたんだけど…まぁ隠すよね。何も知らない人からの評価なんて気にしないで欲しいのに…


『あーそうだね、今日は共有ルームに昨日買ったグラタンの材料あるからそれにしようかな？
今日昂輝先輩確か撮影で遅いんだよね、衛さんと剣介先輩も呼ぼっか？買い物は大丈夫かな。』


涼太「そうだね。」
無理して笑う必要も無いのに。


『あ、この猫可愛い。猫いいよね、でもライブとかもあるし買うのは無理かなぁ(苦笑)』


テレビで丁度特集をされていた猫の映像を見て話す


涼太「俺達基本ライブ被ってないし大丈夫じゃない？」


『涼太は部屋汚れたりするの嫌でしょ？
涼太が潔癖症なのに飼わないよ。笑』


涼太「もう、だから飼ってもいいんじゃないって言ってんの。いつも絶対掃除機掛けてるんだから大丈夫でしょ。」


『……いいの？』


涼太「いいんじゃない？」


『ふふ、じゃあ今度のオフまでに色々決めないとね。』


涼太「忙しい癖にオフある訳？」


『涼太くんよりはいっぱいあるね。
私今あるの作詞･作曲とトレーニングだけだから。』


涼太「作詞作曲？なに衛みたいに曲作るの？」


『うん。概要はまだ内緒！
さて、共有ルーム行って皆のご飯の準備しようかな。ﾆｺ』



気が逸れたのか楽しそうにしているAを見て少しホッとする涼太だった

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