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Aが落ち着いてきてから話を戻しAの母と妹に正式に許しを貰った




この日は寮には帰らずホテルに泊まる2人



涼太「あ、お風呂上がった?」


『うん。ニコ』


涼太「おいで??」



ベッドに座って明日の台本を読んでいた涼太がAを手招きする



涼太「……今日、Aに知らせず報告してごめん。」


『ううん…。謝らなくていいよニコ』


涼太「俺さ…今日あんまり自信無かったんだよね。」


『うん?自信??』


涼太「うん。Aは多分俺一人だったら何とか巧みに言い訳して婚約すら破棄すると思ってたんだ。」


『…………』
有り得るかもしれないから否定出来ない。


涼太「でもそれは多分母さん達が居ても一緒な気がしてた。


Aがエゴサしてるのもその誹謗中傷で傷付いてるのも知ってた。俺と付き合ってる事世間に言ってからは特に俺のファンからも色々言われてるのも分かってた。


送られてくるファンレターに悪質な言葉が書いてあるのも危険物が入ってた事があるのも知ってた。


でも俺はAと別れることだけは考えなかった。」



『…なんで?』


涼太「……1番最初はさ15歳であの人数のメンバーの中のセンターに立てるのが単純に凄いと思ったんだ。だってあの中では最年少だよ?
あんな個性豊か過ぎるメンバーの中心って凄いと思うよ。


でもテレビ局とか撮影スタジオでよく耳にしてたのがAは男性恐怖症で話す事すらままならないって事で余計気になって…。


偶然にも中高一貫で同じ学校にAが居る事は知ってた。でも学年違うしまず会う事ないって思ってた。


でもAが15歳の時実際に会って少し話してみて余計興味持って、ダンスと歌生で見てAがセンター張れる理由が分かってすごいと思った。あんなに目を引くとは最初思ってなかったから余計に。


それからは偶に会って話してを繰り返して、一緒に居てコウ達みたいに安心するなぁって思って。でも途中から好きになっていった。

仕事に必死なAに、真面目に取り組んで結果を出してそれを嬉しそうに笑うAの顔が好きになった。


だから告白したし、婚約指輪だって渡した。」

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作者名:reina | 作成日時:2019年9月7日 16時

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