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『ただいまー』

澪「ただいま。」


美華「あっ!良かった2人とも一緒だったんだ!?ここにスーパーの袋だけ落ちてるから心配したんだから!」


『ごめんね。ちょっと買い忘れあって澪に付き合ってもらってたの。笑
直ぐに準備するから待ってて?今日は簡単な物になっちゃうけどいいかな?(苦笑)』


瑠輝「それは全然いいけどそれなら食堂行くよ?」


『あーならそうしようかな。今から作ってても1時間はかかるし……』


瑠輝「OK〜じゃあ皆食堂行こう。」


「「はーい」」


メンバー全員で食堂に行く


澪「Aありがとう…隠してくれて……」


『決めた時に言おう。どの決断しても私は皆は澪の味方だからニコ』


澪「ッ…うん。ニコ」



ギリギリ食堂に滑り込み皆でご飯を食べた後各自部屋に戻る



結局何も決まってない。涼太に対する答えも…仕事に対する姿勢も。

『…………。あー、なんか気分が滅入る!』



上着を持って走りに行くA



数時間程走り込んでいると雨が降ってきた


『っ、雨?……雨綺麗だなぁ…ニコ』



ちょうど近くに公園がありそこのベンチに座る



考え事には丁度いいかもしれない。



『結婚……かぁ…』
正直嬉しい。ああ言って貰えて…でも何度もよぎるのは私じゃなくてもっといい人が居るって事実が余計苦しい…


でも…私もこれからも先一緒にいるなら涼太以外は考えられない。


だったら今の仕事はどうする?
涼太は私といるせいで沢山バッシング受けてる


私が事務所を辞めたってそれは変わらないかもしれない。

子供も産めない私がこの先もずっとあんなに素敵な人を独り占めしていいのかな?


いっそ2年後に全てが整ったら私が目の前から消えたら……


いや、今すぐにでも私が消えたら…



「A!A!!」

ビクッ
『えっ……あ、りょ、うた…』



肩を揺さぶられやっと目の前に人がいる事に気付く


涼太「さ、がした!こんな雨の中何やってんの!?風邪引きたいの?馬鹿なの?!」


『ちが、っ!雨降って来たからちょっと休もうと思って……』


涼太「休む?こんな屋根も無いようなただのベンチに座って雨に当たるのが休む?!」

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作者名:reina | 作成日時:2019年9月7日 16時

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